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ヒロシマを暴いた男 米国人ジャーナリスト、国家権力への挑戦
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2021/07/15 |
JAN | 9784087735154 |
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ヒロシマを暴いた男
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12件のお客様レビュー
1945年8月6日と9日、広島と長崎に原子爆弾が落とされた。今では当時の様子がかなり明らかになってきたが、爆弾を落としたアメリカは、原子爆弾が非人道的な兵器であることを隠蔽し、また桁違いの威力を持つこの兵器の技術を独占するため、情報統制をし、現地の被害も軽く見積もるなどのプロパガ...
1945年8月6日と9日、広島と長崎に原子爆弾が落とされた。今では当時の様子がかなり明らかになってきたが、爆弾を落としたアメリカは、原子爆弾が非人道的な兵器であることを隠蔽し、また桁違いの威力を持つこの兵器の技術を独占するため、情報統制をし、現地の被害も軽く見積もるなどのプロパガンダをばら撒いた。それは原爆投下から1年経っても続いていた。 ジョン・ハーシーというアメリカ人のジャーナリストがいた。彼は広島で実際に何が起こっているのか知るために現地へ赴き、6人の原爆の被害から生き延びた住民に取材をした。ニューヨーカーという雑誌がその内容を全ページを割いて特集し、「ヒロシマ」という表題をつけて発売した。瞬く間に全世界で翻訳され(日本では検閲により発売当時は読むことができず、日本語版がでたのはだいぶ後になってからだった)、全世界の人が何があったのかを知ることができた。当事国であるアメリカの国民も、他人事ではないことを自覚する人が現れた。 本書は、ハーシーが「ヒロシマ」を書くにあたって何を思ったか、そして、「ヒロシマ」が世界に与えた影響が描かれている。 「ヒロシマ」が出版されて何十年か経ち、ハーシーはインタビューで「1945年以来世界をあの爆弾から守ってきたのは、特定の兵器に対する恐怖心という抑止力ではなく、むしろ記憶だったと思う。広島で起きたことの記憶だ。」と答えたのが印象的だった。現在、広島での記憶はほぼ記録になってしまっている。世界では戦争が無くなる気配は無い。平和とは何か?どうすれば維持できるか?世界中で考えなければならない。 次は「ヒロシマ」を読もう。
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タイトルに「暴いた」とあり、何がなぜ隠されていたのか興味を持って手に取った本。 1946年8月29日に発売された雑誌「ニューヨーカー」に掲載された、ジョン・ハーシーによる「ヒロシマ」という記事。広島への原爆投下とその影響を、6人の広島の住人の証言によって紹介したもので、今でも読...
タイトルに「暴いた」とあり、何がなぜ隠されていたのか興味を持って手に取った本。 1946年8月29日に発売された雑誌「ニューヨーカー」に掲載された、ジョン・ハーシーによる「ヒロシマ」という記事。広島への原爆投下とその影響を、6人の広島の住人の証言によって紹介したもので、今でも読み継がれている。その舞台裏、ハーシーがどんな思いで書いたのか、当時のアメリカ、世界に与えた影響が描かれている。 当然、この本の中で紹介されたハーシーの記事はごく一部だが、それでも6人の語る原爆投下から直後の広島の様子は衝撃的。あらためて、原爆という兵器の特異性、それが使われて、人間自らがこれだけの被害を生み出した、ということを忘れてはいけないのだと感じた。 アメリカは投下直後から、原爆に関する報道を厳しく規制。非道な武器を使用したという批判を避けるため、そしてその独占状態を保持するために。アメリカ国内では、放射能の余波を否定し、放射能による被害を伝える記事は、日本が被害者意識を煽るためのプロパガンダだと主張していた!非道なファシズムを倒した民主主義のリーダーであるアメリカが、非人道的な兵器を使ったことは隠さなければいけないと。 厳しい取材規制の中、ジョン・ハーシーは広島に入り、アメリカ人牧師の紹介で、6人の被爆者にインタビュー。みな、ハーシーの真摯な態度に動かされたという。単なるスクープを狙った訳ではなく、非人間的な恐ろしい数字の裏にある陰惨な現実を読者に実感させることが重要だと考えていた。さまざまな戦地の取材を通して、どんな国籍の人間でも、敵や捕虜を同じ人類の仲間と見るのをやめた途端に蛮行に走るのを目撃した。人類が生き残るためには、戦争が核兵器によるものになった今、ふたたび人々が人間性を認め合えるかにかかっていると感じていたと著者は述べる。 ハーシーは、読者それぞれが、その時を感じることができるように、そして核戦争の驚異を自分のこととして感じてもらえるよう、6人が語ったことを淡々と記事にすることを選んだ。その分、社会への影響は大きかったという。ハーシーだけでなく、この記事を、この形で発行した「ニューヨーカー」の編集長・ハロルド・ロスと副編集長・ウィリアム・ショーンの決意と働きもすごい。
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2022. 05 図書館の新刊コーナーにあって え?と思い手に取り何となく読み始めた本 "小さな主語で語ること"は リニューアル後のヒロシマ平和記念資料館を訪れて 私が実際に感じたことなのだけど もしかしたらこの記事が与えた影響もあるのかも 私は被曝者側の...
2022. 05 図書館の新刊コーナーにあって え?と思い手に取り何となく読み始めた本 "小さな主語で語ること"は リニューアル後のヒロシマ平和記念資料館を訪れて 私が実際に感じたことなのだけど もしかしたらこの記事が与えた影響もあるのかも 私は被曝者側の話を聞く機会が多い人生だったけど アメリカでの報道や記者についてはほとんど知らず この本に出てくる世界を震撼させた ニューヨーカーの記事『ヒロシマ』も知らず まだまだ知らないことがあるなあと思い知らされる 報道規制、偏向報道、検問など 記者を取り巻く厳しさは日本もアメリカも同じで 政府はしきりに真実を隠したがる 原爆の恐ろしさを本当にわかっている人は もしかしたら今もほんの少ししかいないのかも 多くの人が"すごい威力の爆弾" 程度のイメージなのかもしれない "彼が見たものは第二次世界大戦の終わりであるだけでなく、第三次世界大戦が始まったときに世界中の街がたどる運命だった""核の闘いはこの惑星上の生命の終わりを意味するかもしれない" 絶対に過ちを繰り返してはいけない もう二度とこの地球に核爆弾を投下してはだめ
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