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工学部ヒラノ教授の傘寿でも徘徊老人日記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2021/07/13 |
JAN | 9784791774012 |
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工学部ヒラノ教授の傘寿でも徘徊老人日記
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前回の『徘徊日誌』で、そろそろ打ち止め?という感触もあったのだが、まだまだ。本作を読めば、おそらく今野センセイは命の尽きる直前まで書き続けるおつもりのようにみえる。 2、3行ごとの文を単位として、つんのめるような独特のリズムで書かれているが、これが「万人向けの読みやすさ」を意識し...
前回の『徘徊日誌』で、そろそろ打ち止め?という感触もあったのだが、まだまだ。本作を読めば、おそらく今野センセイは命の尽きる直前まで書き続けるおつもりのようにみえる。 2、3行ごとの文を単位として、つんのめるような独特のリズムで書かれているが、これが「万人向けの読みやすさ」を意識した意図的な選択なのか、瀬戸内寂聴や佐藤愛子や庄野潤三の老境の文章と同じように高齢者が著述すると自然とそうなるものなのか、に興味がある。というのは、例えば寂聴の文は、短い単位でぶつ切れになるたび、くるくるとテーマや視点が移ろって混沌に溶けるような印象を覚えるのに対し、今野センセイの場合は、一つの章を読み終えて振り返ってみると、ちゃんと一つの画・旋律を描いているような気がするからだ。「徘徊老人」を装ったポーズなのか?
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