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英語の思考法 話すための文法・文化レッスン ちくま新書1583
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英語の思考法 話すための文法・文化レッスン ちくま新書1583

井上逸兵(著者)

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英語の思考法 話すための文法・文化レッスン ちくま新書1583

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2021/07/08
JAN 9784480074102

英語の思考法

¥440

商品レビュー

4.5

7件のお客様レビュー

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2024/08/02

すごーく面白かった。 日本には建前と本音がある、そういうものだと子どものころから思っていたけど、英語圏にもそれはあるというお話。 P14「「タテマエ」というと日本の専売特許と思っている人もいるかもしれないが、それは違う。どのコミュニケーション文化にも「タテマエ」はある。ただ、みん...

すごーく面白かった。 日本には建前と本音がある、そういうものだと子どものころから思っていたけど、英語圏にもそれはあるというお話。 P14「「タテマエ」というと日本の専売特許と思っている人もいるかもしれないが、それは違う。どのコミュニケーション文化にも「タテマエ」はある。ただ、みんなそれぞれ違うだけだ。」 P23「英語の核心は、「個/独立」と「つながり」という二つの欲求が、英語特有のバランスで成り立っているということが肝要である。英語は独特な、少なくとも日本人とは違ったかたちで、二つの「タテマエ」を形成している。」 一方で、日本の「タテマエ」に特徴的なのは「エンパシー(empathy)」だという。 P28「小学校の教室や校庭などに掲げられている学校の標語で昔からよく見かけるのは「おもいやり」だ。「おもいやり」に相当する英語はconsideration、thoughtfulnessなどいくつかあるが、「相手(他者)の立場で考える」というところまでは普通は意味しない。なぜなら、相手の立場に立つこと自体が、「個」=「独立」の原理に反することになりかねないからである。ズカズカと相手の立場に乗り込んではいけないのだ。「エンパシー」と「独立」のタテマエは原理的に衝突するが、英米文化では「独立」のほうが勝っているのである。」 なんと!そういうことか。おもしろい…! そして、そうしたコミュニケーションの文化は英語という言語そのものに組み込まれているのだと。 P11「英語の文法や慣用表現は「英会話」と核心においてつながっている。むしろ、この英語の核心を理解しなければ、やみくもに「英会話」修行の旅で放浪することになる。なにごとにもコツというものがある。それを体得することが上達への最短ルートだ。本書はその英語の「わかりかた」の道案内である。もう一度言おう。文法や慣用表現はコミュニケーションとつながっている。」 ということで、そうした英語のコミュニケーション(文化)が日本語とどう違っているかを説明するために、英語のいろいろな言い回しを紹介してくれているのが本書。 英語学習を続けるなかで、英語と日本語は何かが根本的に違うぞ、「英語(を話す人)の心が知りたい」という気持ちがむくむくわいてきていたわたしにとって、本当に興味深い1冊。

Posted by ブクログ

2023/07/02

英語学習する上で、なるべく暗記せずに理解して進めたく、Podcastで紹介されていた本書を読んでみました。英語話者の日本との文化の違いによる英語のニュアンスがおもしろかったです。独立を尊重して相手の領域に踏み込まない、ゆえにYouを主語にとって断定するのを避けること。また、対等さ...

英語学習する上で、なるべく暗記せずに理解して進めたく、Podcastで紹介されていた本書を読んでみました。英語話者の日本との文化の違いによる英語のニュアンスがおもしろかったです。独立を尊重して相手の領域に踏み込まない、ゆえにYouを主語にとって断定するのを避けること。また、対等さとつながりを維持する力学があり、それを阻害する極度の謙遜などが失礼に当たることなど、文化の違いが平易な例文とともに紹介されています。直接的に会話に使えるようになるにはまだ咀嚼が必要です。

Posted by ブクログ

2022/09/04

日本人が把握しにくい英語のニュアンスを丁寧に解説した好著だ.英語の独立志向、つながり好み、タテマエの存在などを背景に有用な表現が満載だ.最近は英語を使う機会があまりないが、しっかり記憶にとどめておこう.can, may, must, should, willの使い方の解説が秀逸だ...

日本人が把握しにくい英語のニュアンスを丁寧に解説した好著だ.英語の独立志向、つながり好み、タテマエの存在などを背景に有用な表現が満載だ.最近は英語を使う機会があまりないが、しっかり記憶にとどめておこう.can, may, must, should, willの使い方の解説が秀逸だ.

Posted by ブクログ

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