小児科医が教える子どもの脳の成長段階で「そのとき、いちばん大切なこと」

奥山力(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本実業出版社
• 発売年月日: 2021/06/30
• JAN: 9784534058614

商品レビュー

2024/08/15

ダブルバインドについて、大人社会でもよくありそうなこと。同調圧力に似たような恐怖感を感じる。
子どもだとどうしていいかわからず、従うことしかできないですね。
咄嗟に出てしまいそうですが意識しておくと対策できそうです。

2023/11/20

脳の仕組みと実際に起こっている状況、対処法がとても分かりやすく書いてあります。3歳になる息子のちょっとした癇癪が起こった時に参考にさせてもらったところ、効果てきめんで、激しいイヤイヤがなくなりました。これからも参考にしたいと思います。

2022/07/19

■総論：
子育てにおいて重要なことが子供の脳のメカニズムに基づいて、具体的なHowと供に記載されている。
子供との接し方、子供の行動についてその時脳で何が起きているのかが記載されており、子供との接し方を論理的に理解していくことができる。
・読書時間：5時間程度（書き込みを行ったり熟読したため）
・ボリューム：291ページ（文字も大きく行間スペースも広いのでサクッと読めます。）

■こんな人にお勧め：
・これから親になる人
・子育てについて努力本や経験談ではなく、科学的に理解したい人（努力本や経験談は、子供によってそれぞれなので必ずしも自分の子供に当てはまるとは限らない）

■どういう内容の本なのか（事実・刺さったこと）：
・子供の脳の成長のしくみ
└未熟脳→成熟脳へ（3段階）/幼児期に大切なのは安心感/未熟脳を満喫させることが重要
・子供との適切なコミュニケーション
└抱っこやアイコンタクトの重要性/否定も肯定もしない魔法の言葉「あなたはそんな風に思ってたんだね」/言葉と言葉の矛盾はNG/話してくれてありがとう
・ほめると無視とペナルティの効果的な使い方
└予想外のほめるが重要/ほめるときは具体的、かつ端的に
・折れない心は安心感があると育つ
└ネガティブな感情もちゃんと出してあげることが重要/失敗も重要
・オンリーユー

■面白かった点・いまいちだった点（感想）：
・良かった点
全体的に非常に良かったです。これからの子育てに向けて妊娠中に初めて読んだ本だったが、非常に具体的にHowtoと、その背景（脳のメカリズム）が記載されており子供への向き合い方がスッキリした。
子育てが始まってからも定期的に読みたいと思います。

・いまいちだった点
正直いまいちだった点はそんなになかった。
ただ、意識したいなと思うことが沢山ありすぎて読んだ後のネクストアクションのイメージがパッと出てこなかった。（あれもやりたい、これもやらなきゃ）
各章毎や、その時（幼児期・学童期・思春期等）毎に何をどう意識していくべきか、という表などに最後まとめてくださっていたらよりよかったと思う。

■私自身、本の内容をどう解釈し、考えたのか（解釈・自論）：
この本を読んで、これから生まれてくる子供に対してどう接していった方がいいのか具体的なイメージが湧いた。
とはいえ、育児が始まったら必ず忘れてしまうもの。
重要な部分だけを目次の部分に書き出し、目次を見ただけで重要なこと・大事にしたいことを思い出せる状態にした。
まずは幼少期、子供の未熟脳を満喫させることを1番に頑張りたい。

■行動目標：
・育児中、辛くなったり、どうすればいいのかわからなくなったらこの本を読む。（定期的に目を通すこと）※週1とかで