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氷柱の声
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/07/09 |
JAN | 9784065241288 |
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氷柱の声
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商品レビュー
4.3
79件のお客様レビュー
求められているとか、 その場にふさわしいように思われるものに、 一括りにされないで、 言葉にならなかった思いを口に出してみる。 それぞれの立場から、自分が感じた生の言葉を、 自分自身の事として本当は声にしてみたかったんだ。 そんな風に受け取る側の私にすーっと染みこんでくるようで...
求められているとか、 その場にふさわしいように思われるものに、 一括りにされないで、 言葉にならなかった思いを口に出してみる。 それぞれの立場から、自分が感じた生の言葉を、 自分自身の事として本当は声にしてみたかったんだ。 そんな風に受け取る側の私にすーっと染みこんでくるようでした。
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読み終わったと同時に万感のため息が出た 私がこの本について語っていいのだろうかと悩むけど、今思うことを残すことがこの本の読了記録にふさわしいはず テーマとしても今見ている朝ドラおむすびと通じるところがある 東日本大震災の被災者と言ってもその被害の大きさには違いがあって、被災者なの...
読み終わったと同時に万感のため息が出た 私がこの本について語っていいのだろうかと悩むけど、今思うことを残すことがこの本の読了記録にふさわしいはず テーマとしても今見ている朝ドラおむすびと通じるところがある 東日本大震災の被災者と言ってもその被害の大きさには違いがあって、被災者なのに「私ぐらいの被害で語るべきではない」と思ってしまう気持ちは分かる気がする それでも傷付いてるのにそれを言えないと思ってしまうぐらいには大人に近い主人公 自分がどんな感想を書いても陳腐になってしまう 正直な記事にしたい、震災を経験した人生しか歩めない、希望のこどもになれなかった自分、などくどうれいんさんの一歩引いてるのに相手を見つめ続けるがゆえに寄り添う言葉が好き
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作中の伊智花は、れいんさんでもあるんだなぁとあとがきで知る。 被災県の被災者なのに、「何も失ってないから申し訳ない」そう思うのか。よその人やメディアや大人から「希望のこども」であることを求められる苛立ちは想像ができそうだ。 そしてなにより、被災者の受けた被害の大きさや、それでど...
作中の伊智花は、れいんさんでもあるんだなぁとあとがきで知る。 被災県の被災者なのに、「何も失ってないから申し訳ない」そう思うのか。よその人やメディアや大人から「希望のこども」であることを求められる苛立ちは想像ができそうだ。 そしてなにより、被災者の受けた被害の大きさや、それでどう感じたか、その後どう生きるかは、そうじゃない人と同様に多様だ。 こんなにも当たり前のことをわたしたちは忘れている。 私は西日本の生まれだから、関東の人よりもなにも経験してなくて、学校から帰ったら親に大変なことが起きたとニュースを見るよう言われた。本当に起きたことなのか実感が湧かなかった。 数年経ち、大学に入り、被災地ボランティアにも行ってみたりもした。陸前高田、大船渡、釜石、大槌と沿岸部を見て、やや内陸の畑仕事や祭りの設営を手伝った。そこの人との交流もそれなりあったけれど、それでもそこで起きたことを実感として持てなかったし、今思えばきちんと向き合う覚悟もなかったんだなぁと思う。 悲しい・辛い出来事が起きた時、当事者にしか分からないことってある。それすら分かっていなくて、「同じ国で起きた大変なことに同じように心を痛めていないと」っていう薄っぺらい気持ちで参加していたんだと思う。 あの時のわたしは当事者の人たちの気持ちを逆撫でしていたのではないかと思うといたたまれない気持ちになった。 でもこの一連が被災地から遠く離れたところに暮らしたわたしの震災なのだなと気づく。そんな本でした。
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