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海軍日記 最下級兵の記録 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/06/23 |
JAN | 9784122070806 |
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平山周吉氏解説の中公文庫版を読了。1944年9月14日~1945年8月24日まで。病身のまま33歳で寄越すか海兵団に入隊、病院・病室と兵舎を行ったり来たりしながら軍隊生活を送った著者がひそかに書き綴った日記をもとにしている。 タイトルは『海軍日記』だが、読みごたえがあるのは日...
平山周吉氏解説の中公文庫版を読了。1944年9月14日~1945年8月24日まで。病身のまま33歳で寄越すか海兵団に入隊、病院・病室と兵舎を行ったり来たりしながら軍隊生活を送った著者がひそかに書き綴った日記をもとにしている。 タイトルは『海軍日記』だが、読みごたえがあるのは日記本体以上に、大量に付された注釈と当時の書簡。瑣事をおろそかにせず、というよりも瑣事こそが重要なのだという姿勢で海軍の下級兵士での日々が縷々記述されていく。軍隊生活に対する恨みつらみが伝わってくる執念を感じさせる。
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終戦間際、応召によって一年間軍役についた著者の日記。 題の通り、著者は元来病弱でとてもではないが軍人としてまともに働ける状態ではなく、兵としては紛れもなく最下級といえる。 前線に出たり乗船したりという体験とはまた全く違う、病兵ならではの後方の隊での体験を記録したドキュメント性...
終戦間際、応召によって一年間軍役についた著者の日記。 題の通り、著者は元来病弱でとてもではないが軍人としてまともに働ける状態ではなく、兵としては紛れもなく最下級といえる。 前線に出たり乗船したりという体験とはまた全く違う、病兵ならではの後方の隊での体験を記録したドキュメント性の高い文章。序文・まえがきの通り、こういった日記が散逸せず残っていることがそもそも貴重なのだろう。 末期の軍内に漂う厭戦の雰囲気や上官・軍医のいい加減な様子など実に生々しく、軍隊に泥棒はつきもの、というのも何となく海軍って厳格な規律でシャキッとしてる(勝手な)印象だったので意外。戦友意識が希薄というのもイメージと違った。 また、末期の混乱のさなかでも給料とかは支払われていたんだな、と。こちらも新発見。 冨士男氏も勿論ご苦労なさったと思うが、本当に八面六臂に奮闘なさったのは奥様・直子氏であることは疑い無い。まさに’家を守った’のだと思う。 「療養五訓」ってつまりは自助努力をせよ、という内容だと思うが、こういった組織上層部が叫ぶスローガンの根の部分は現代コロナ禍でも変わらないんだなあ…と感じたり。 1刷 2021.8.5
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陸軍に召集され昭和20年に沖縄で戦死した私の祖父と同年代で、同じく召集により海軍に回された著者による戦中の日記ということで非常に気になり即購入。陸軍と海軍の違いがあるし療養?のため国内にいたため召集後の訓練とかちょっと分からない部分もあるけど、支給される備品も十分でないとか盗難と...
陸軍に召集され昭和20年に沖縄で戦死した私の祖父と同年代で、同じく召集により海軍に回された著者による戦中の日記ということで非常に気になり即購入。陸軍と海軍の違いがあるし療養?のため国内にいたため召集後の訓練とかちょっと分からない部分もあるけど、支給される備品も十分でないとか盗難とか以外と家族と面会出来ていたことなど、当時の軍隊の様子は感じとることが出来ました。
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