高地文明 「もう一つの四大文明」の発見 中公新書2647
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-26-02

高地文明 「もう一つの四大文明」の発見 中公新書2647

山本紀夫(著者)

追加する に追加する

高地文明 「もう一つの四大文明」の発見 中公新書2647

定価 ¥1,155

220 定価より935円(80%)おトク

獲得ポイント2P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

2/21(金)~2/26(水)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2021/06/22
JAN 9784121026477

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

2/21(金)~2/26(水)

高地文明

¥220

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/07/02

低地の大河川のある所で文明は生まれたとされる四大文明に対し、熱帯高地にも文明は出来るということをアンデス、メキシコ、チベット、エチオピアを事例に説明している本です。 その熱帯高地に文明ができるというのは納得だし、高低差により様々な植層があるため新たな栽培植物の発明につながったとい...

低地の大河川のある所で文明は生まれたとされる四大文明に対し、熱帯高地にも文明は出来るということをアンデス、メキシコ、チベット、エチオピアを事例に説明している本です。 その熱帯高地に文明ができるというのは納得だし、高低差により様々な植層があるため新たな栽培植物の発明につながったという説明も納得です。 なんですが、どうも四大文明という既存の通説に対して挑むという意識が強すぎるのか四大文明や、自説を否定する意見に対する攻撃が多くて、そこがなんとも読みにくいし読後の印象が悪くなりますね……。

Posted by ブクログ

2024/06/23

大河がない熱帯高地でも独自の食文化や動物の家畜化、建築技術が発達し社会制度も確立されていたという。それはメキシコ中央高原、アンデス高地、チベット高原、エチオピア高原。世界史の教科書で習った「四大文明」が相対化されて、昔の常識が揺らぐのは脳の刺激になりなかなか楽しい。 世界の食文...

大河がない熱帯高地でも独自の食文化や動物の家畜化、建築技術が発達し社会制度も確立されていたという。それはメキシコ中央高原、アンデス高地、チベット高原、エチオピア高原。世界史の教科書で習った「四大文明」が相対化されて、昔の常識が揺らぐのは脳の刺激になりなかなか楽しい。 世界の食文化に影響を与えた基幹的な文明という意味では、メキシコ原産とされるトウモロコシ、アンデス原産のジャガイモは立派な文明の資格がある。さらにエチオピアのコーヒーもそうだろう。 著者は梅棹忠夫の下で学んだ民族植物学、環境人類学の学者。書斎派とは一線を画し、フィールド・ワークをベースに持論を展開する。著者が長く研究してきたアステカは多面的な記述があり、参考になる。ジャガイモは保存がきかないはずだが、やりようはあるということが自らの体験も交えて描かられ。フィールド・ワーカーとしてのこだわりは相当なものだ。文字がなくても紐の結び方で数字を伝達する手段があったのには感心した。 野心的な論の展開が続くが、対立する考えも紹介されて、まだ学術的には確立されていない部分もしっかり書いている。学者としての誠実さを感じる。 人に話してみたいテーマだった。

Posted by ブクログ

2023/07/01

高校の教科書では、文明とは四大文明(エジプト・メソポタミア・インダス・黄河)を指していて、それらは大河のほとりにあるとされている。 しかしそうなれば、大河の近くになければ文明は生まれないということにならないだろうか。そもそも、この四大文明はどのようにして定義されたのか。 教科...

高校の教科書では、文明とは四大文明(エジプト・メソポタミア・インダス・黄河)を指していて、それらは大河のほとりにあるとされている。 しかしそうなれば、大河の近くになければ文明は生まれないということにならないだろうか。そもそも、この四大文明はどのようにして定義されたのか。 教科書に載っているから正しい、という表面から、人間を世界スケールで考えて、高地でも文明が発達したのではないか、という奥行きに至るまでの発想と、行動力。 常識的に物事を考えることに飽きてきた頃に読むことをお勧めします。

Posted by ブクログ