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少年法入門 岩波新書1881
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2021/06/22 |
JAN | 9784004318811 |
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少年法入門
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商品レビュー
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11件のお客様レビュー
【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC08015702
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少年による衝撃的な事件が世論の関心を呼び起こすたびに、厳罰化を求める声が上がってきた。そこでは保護と処罰のバランスが常に問題視されてきた。本書は少年法に基づく手続を解説しながら、海外の事例も比較して、いかにして保護と処罰のバランスをとるのかということを考えている。 手早く厳...
少年による衝撃的な事件が世論の関心を呼び起こすたびに、厳罰化を求める声が上がってきた。そこでは保護と処罰のバランスが常に問題視されてきた。本書は少年法に基づく手続を解説しながら、海外の事例も比較して、いかにして保護と処罰のバランスをとるのかということを考えている。 手早く厳罰化について考えたい人は、3章を読むとよいと思う。人権上必要最小限度の介入に留められる成人に対して、少年には更正を促すための介入が手厚くなされており、ごく少数の凶悪な事件に対しては保護処分の有効性のみならず刑事処分相当性も当然判断され、重刑を課している事例もあるということが、データから示されているので、一考する材料になるだろう。 各国で異なる特徴を持ちながらも、成人に対する少年の可塑性(更生する可能性)を認めている点では一致しており、重大事件には保護のみならず刑罰としての厳重な処分がなされる一方で、(相対的に)一般的な非行に対しては教育保護的な観点から、社会的に包摂することでより更正の可能性を高めようという動きでは共通しているようだ(それは財政負担の上でも優れている)。 保護と厳罰については、日本における少年年齢引下げの議論でも問題になった。2021年5月21日に国会で成立した改正法案も、一般的な非行に対しては従来どおり保護・教育の要請に応えつつ、重大事件に対しては犯罪対策の要請に応えるかたちで成人並みの取り扱いを可能にすることでバランスをとったものと言えそうだ。 それでも少年法には課題もあり、とくに犯罪被害者の心情・意向を尊重することと非行少年の保護・教育をいかに調整するのかというのは根幹的な問題だと思う。しかし、犯罪を犯人、被害者、社会のあいだで生じた紛争として捉える修復的司法 (Restorative Justice) という考え方を取り入れることで、社会的にも財政的にもコストを減らしながら実効性を高めることが出来るかもしれない。それにはイングランドのYOT (Youth Offending Team) はじめ各国の対策に学ぶべきものがある。
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少年法はまだ若い。犯罪件数はピーク時より落ち着いてきている。専門家の意見は変わらない。 自分にはちょっとこ難しかった。
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