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波 新訳版
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2021/06/16 |
JAN | 9784152100276 |
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商品レビュー
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11件のお客様レビュー
SNSでおしゃれに紹介されていて、憧れを持って手に入れて、読み出してびっくり!難しいというか、流れが、意味が頭に入って来ない…最初の20ページほどで中断し、数ヶ月。それでも何とか再開し読み進めるうちに、(ああ、タイトルの波とは、この波のように寄せては返すような文章の構成のことを言...
SNSでおしゃれに紹介されていて、憧れを持って手に入れて、読み出してびっくり!難しいというか、流れが、意味が頭に入って来ない…最初の20ページほどで中断し、数ヶ月。それでも何とか再開し読み進めるうちに、(ああ、タイトルの波とは、この波のように寄せては返すような文章の構成のことを言うんだな…)と理解してから何とか最後まで辿り着きました。訳者あとがきに著者ウルフのご主人が「一般の読者には最初の100ページは難解すぎるだろう」とおっしゃったとあり、私は心の内で「それな!」と叫びました(笑)私が特別読解力がないわけではなかったのだ…と安堵しました。というわけで、内容についての感想はあと2回くらい読まないと書けそうにありません。頑張ります(拳)
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『波』を読み終わった後に何を読めばいいかわからない。土曜の夜11時に。1人で座っているときに。読書プランはあった。でもいまどこに居るんだ?ここからどこに戻ればいい?最も近そうな他のウルフ小説でさえ、永遠の彼方に感じられる。この空間、この思考。これが終極点?これがブラックホールの中...
『波』を読み終わった後に何を読めばいいかわからない。土曜の夜11時に。1人で座っているときに。読書プランはあった。でもいまどこに居るんだ?ここからどこに戻ればいい?最も近そうな他のウルフ小説でさえ、永遠の彼方に感じられる。この空間、この思考。これが終極点?これがブラックホールの中心なのか。目を閉じて、この思念を抽象化し傍に避けてしまって新しい余地を生み出す?そしてその入れ物に次のインプットを待ち受ける?それが人生なのか。明日が月曜日でないとしても、いつかは常に月曜日が来る。せねば、せねば、せねば。そこから逃れる術はない。しかし、ここにいて、この戸惑いに目を背けるだけで抱えることになる虚無感、それはどんな本にも癒せない。そもそも初めからそういうルールで人生が進んでいく(かのように思える)こと自体も、『波』の空間からは全時間を凍結し、それら全てを見渡す視野と精神の領域を感受したのではないか。仕方なく、積み上げてきた読了本の山が崩れ去り、心の中からフレーズが消えていく、そのときを待ち受ける。静かに動かず、自分の喪に服すように。あるいは何かフレーズに頼って書き残したり、気休めに10秒数えて節をつくり、次の本を読む口実を、人生自体を問うのではなく、人生上での行動と経験を探るための嘘を重ねるしかない。いつか打ち立てたフィクションは現実に勝るという信条を、人生とはフィクショナルなものなのだというフレーズに刷新し、死を思うことも、美そのものに対する切迫性も捨て去る。身軽になり、現実という言葉の海、虚構に、回帰するのだ。少なくともそれは死と対極にある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
同窓の男女6人の人生が彼らの独白オンリーで綴られているんだけど、あまりに詩的で繊細、内面的に描かれていてはっきりした筋を追うような作りにはなっていない。ところどころで海辺の夜明けから日没までの美しい風景描写が挿入されて、人生のうつろいと重なり合う。読み始めは素敵だなあと思ったものの、ずーっと同じ調子にあいまいで装飾が多い文章なので疲れてしまった。飴玉をなめるみたいにゆっくりゆっくり読む本だと思う(そうしなかった私に非がある)。一番好感度高かったのはロウダ。最後に自殺したことが明かされるけど、そうなっちゃうよねえ、と思わされる。 全体を通して精神しか書かれないので、中盤で皆の精神が溶け合い、一つになったかのように感じられるシーンも自然と入ってきた。自分たちは6人の個別の存在ではなく、一つなのだとバーナードは言う。そもそも最初から、彼らの独白は会話しているわけでもないのにお互いに答えあっている。でも、ゆるくつながった独白で進めるという書き方がその焦点に特化しすぎていて、感動的というよりは、そういう風に書いてあるからそうなるよな、という感想が勝った気がする。
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