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戦争の新しい10のルール 慢性的無秩序の時代に勝利をつかむ方法
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/06/09 |
JAN | 9784120054402 |
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戦争の新しい10のルール
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「慢性的無秩序」――これがグレート・リセット(ダボス会議の2021年テーマ)の目的なのだろうか? 第二次世界大戦以降のシステムをリセットするのであれば、パックス・アメリカーナの時代が終焉を告げることは確実だ。ドルが下げ始めれば、まず間違いない。 https://sessendo....
「慢性的無秩序」――これがグレート・リセット(ダボス会議の2021年テーマ)の目的なのだろうか? 第二次世界大戦以降のシステムをリセットするのであれば、パックス・アメリカーナの時代が終焉を告げることは確実だ。ドルが下げ始めれば、まず間違いない。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2022/08/03/221959
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戦争の新しいルールというよりは、現代における戦争とはそもそも何ぞやということを改めて考えさせられた。 著者の主張はざっくりいうと、国家の正規の軍隊同士による従来型の兵器による戦い(通常戦)はなくなり、非国家主体との戦い、あるいは正規の軍隊との非正規戦(従来型の兵器を使用した戦闘...
戦争の新しいルールというよりは、現代における戦争とはそもそも何ぞやということを改めて考えさせられた。 著者の主張はざっくりいうと、国家の正規の軍隊同士による従来型の兵器による戦い(通常戦)はなくなり、非国家主体との戦い、あるいは正規の軍隊との非正規戦(従来型の兵器を使用した戦闘は行わず、相手国のメディアや世論に訴える情報戦等を展開する戦い方)が今後戦争の主流となる。 そのような状況で、F-35のような通常戦用の兵器は(個別の戦闘に勝つという意味では役に立つが、目指していた目的は達成できないという意味で)戦略的に役に立たず、また最新技術も同様である。 このため米国は、戦略の観点で、将来の戦争に対応した戦い方を根源的に考える必要があるということ。 まあ著者もわかった上で通常戦がなくなるという過激な主張はしていると思うが※、しかし戦争を行う上で、戦術ではなく、戦争の目的とそれに応じた達成手段を深く考え、将来の「戦争」に備えないといけないという主張は慧眼と感じる。 突き詰めていくと、傭兵の話をはじめ、戦争をするのに軍隊は必要なのか、戦争はそもそも外交の延長なのか、望ましくない国や非国家主体とどう対峙していくべきなのか等々、難しい問題・現実を本書は次々と突き付けてくる。 戦争と平和だとか、日本国憲法だとか、太平洋戦争の古い記憶に縛られている間に、世界の様相は大きく変わってしまったんだなと感じるとともに、正直今後日本としてどうしていくべきだという道筋が全く見えない、難しい時代に差し掛かっているのだという思いを強く感じさせてくれる一冊だった。 ※アメリカが通常戦以外を行う機会が増えたのは、アメリカの防衛費が世界の40%と圧倒的であり、通常戦でアメリカと戦うのは相手にとって得策ではないからである。当然アメリカが従来兵器への投資を怠り、通常戦でアメリカと戦った方が有利となれば、当然相手は通常戦を選択する。兵は詭道なりともゲーム理論ともいえるが、要するに戦争は相手に応じて行うものであり、その意味で通常戦がなくなるはさすがに主張として過激すぎる。
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21世紀の孫子登場!なぜアメリカは負け戦続きなのか?未来の戦争に勝利するための秘訣を古今東西の敗戦を分析し冷徹に説く。
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