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泥濘 文春文庫
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泥濘 文春文庫

黒川博行(著者)

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泥濘 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2021/06/08
JAN 9784167917005

商品レビュー

4.4

17件のお客様レビュー

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2026/07/30

疫病神シリーズの第7弾です。 お馴染みのコンビ、桑原と二宮が、リゾート開発や土地利権、中国資本まで絡む“金の泥沼”へずるずる引き込まれていく作品です。 このシリーズ特有の、人間が欲を出した瞬間から空気が濁り始めるなという感覚は健在で、儲け話に群がる人間たちは、最初はみんな「少し得...

疫病神シリーズの第7弾です。 お馴染みのコンビ、桑原と二宮が、リゾート開発や土地利権、中国資本まで絡む“金の泥沼”へずるずる引き込まれていく作品です。 このシリーズ特有の、人間が欲を出した瞬間から空気が濁り始めるなという感覚は健在で、儲け話に群がる人間たちは、最初はみんな「少し得したい」くらいの顔をしているのに、金とメンツが絡み始めると、引き返せないままどんどん沈んでいきます。 特に印象に残るのは、土地や利権の話なのに、どこか場末の賭場みたいな胡散臭さがずっと漂っているところでした。 桑原の危うさは相変わらずですが、二宮も“もう関わるのをやめればいいのに”と思うほど巻き込まれ体質で、そのズルズル感がかなり人間臭いです。 関西弁の掛け合いには妙なユーモアもあるのに、笑っているうちに人間の欲深さや浅ましさがじわじわ滲んできて、読後感は意外と苦いです。 “儲け話ほど人間を腐らせるものはない”という著者らしい嫌なリアルさが強烈で、読み終えた後は、事件より、“人間って結局こうなるよな”という粘ついた感覚のほうが強く残る一冊でした。

Posted by ブクログ

2026/05/31

イケイケ桑原とヘタレの二宮のコンビはベタだが期待を裏切らない。自分がどちらの役を演じるかと考えたらやはり二宮だろうなあ(笑)次回作に期待!

Posted by ブクログ

2026/01/24

母の遺品であり疫病神シリーズ第七弾でありシリーズ最新作。 歯科医院による診療報酬不正受給事件が起きた。 逮捕されたのは大阪府警OBら11人、しかし8人は不起訴に。 事件の背後に「白姚会」の存在を嗅ぎつけたイケイケ極道の桑原は、建設コンサルタントの二宮を連れ、組事務所を訪ねるが―...

母の遺品であり疫病神シリーズ第七弾でありシリーズ最新作。 歯科医院による診療報酬不正受給事件が起きた。 逮捕されたのは大阪府警OBら11人、しかし8人は不起訴に。 事件の背後に「白姚会」の存在を嗅ぎつけたイケイケ極道の桑原は、建設コンサルタントの二宮を連れ、組事務所を訪ねるが―― 良くも悪くもいつもの展開である。が、馴染んでくるとそれが楽しい。 例によって桑原と二宮の会話は漫才のようであり、お互いきらいきらいと言いながら楽しんでいるようですらある。 で、今回は警慈会とかいう警察OBの碌でもない団体の悪どい金儲けから掠め取ろうと桑原が動き出すのだが、いきなり二宮が(いつもの如く)ボコボコにされる。お、早いなという酷い感想を持ったのは内緒である。 その後は例によって桑原がじゃんじゃんカチコミに行っては相手をぼこぼにしたり、上手いことお金を巻き上げられなかったりと言った展開。 今作品のハイライトはなんと言っても桑原が撃たれてしまう所であろう。(もう文庫の帯にも書いてあるのでネタバレにもならない) シリーズファンはここでの二宮の会話がちょっとグッときたりする。 疫病神だし悪魔だと思っているが、軽く扱ってはいない事が良く分かるのである。 それにしてもこんな桑原の後始末をする嶋田は大変だ。でも昔の自分と似てるから可愛がるんだろう。 このシリーズ、最初はヤクザ用語や関西弁が満載で読み進めるのに苦労したが、4作品も読んでるとすっかり慣れるものである。 非常に楽しめた

Posted by ブクログ

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