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ananの嘘 マガジンハウス文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
発売年月日 | 2021/06/03 |
JAN | 9784838771080 |
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ananの嘘
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
何冊かは読んだこともあるけど、創刊からの歴史を知ると懐かしいと思うワードがたくさん。リセ、ハウスマヌカン。田中康夫、林真理子、江原啓之。ananを教科書にしていた世代は今の70代の方だそう、感慨深い。この本の内容が全くわからない世代が今の若者なんだろうな。
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ananの1970年創刊号からの50年余りの変遷をつづったエッセイ。 私はananまったく読んだことなかったので、へーそういうコンセプトの雑誌だったのかと、楽しく読めました。 今はどうかわからないけど、昔は皆雑誌から情報を得ていたわけで、そういう意味で、世相を敏感に映していた...
ananの1970年創刊号からの50年余りの変遷をつづったエッセイ。 私はananまったく読んだことなかったので、へーそういうコンセプトの雑誌だったのかと、楽しく読めました。 今はどうかわからないけど、昔は皆雑誌から情報を得ていたわけで、そういう意味で、世相を敏感に映していた。 ananも時代によってかなり志向が異なっていたのだな。 創刊当初は、バリバリにとがっていて、男からのモテなど気にしない非モテ、ウーマンリブ志向。 結婚のケの字も出てここない、かっこいい雑誌だった。 山頭火を目指せ、だなんて、いまの女性誌では考えられないフレーズ。ある意味相当高尚なフレーズ。 初期は、ニュートラに賛成、反対、リセへの舵きりなど、時代に反応しながら自らのスタンスを試行錯誤しながら真摯に選びだそうとしている姿が、素敵。 ※JJのニュートラ推し(モテ系)の指針により、ある意味自分の位置取りができたんですかね。 またファミリーヌードなどとがった企画も多く、ファッション誌というよりは、サブカル誌の先駆けだったのではと思う。 また、「チビデブだってお洒落したい」などのとがったフレーズも新鮮。 やっぱり結婚したいかも、的な本音をだしそうになった途端、バブル到来。弾丸香港ツアーなど、安定なんてどこ吹く風となる、時代の状況に応じて、サクサク態度を変えていくミーハーな感じが雑誌らしくて面白い。 スピリチュアル特集は、容姿とは違い、頑張りしだいでなんとか未来が開けるというところが魅力。あるいみ最上級の精神論なのだな。 anan最大のヒロイン、林真理子とあゆむ、ダイエット、リバウンドの繰り返し、結婚への道。など、ライブ感があって雑誌ならではの面白さ。 ananは地方の読者と親和性が高く、常におしゃれに気を抜かない。その肩に力が入りまくりな感じがかわいく、憎めない。そんな雑誌なんだな、と思いました。
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読んでるうちに、アンアンが、トレンドに敏感で、不器用だけど猛烈に恋やおしゃれに邁進する、愛すべき非モテ系の友人のように思えてくる。 アンアンをほとんど読んだことがなくても、1970年から50年間の、非モテ系女子の日本史として楽しめる。 この歴史の変遷の中で、山頭火を目指せと提言...
読んでるうちに、アンアンが、トレンドに敏感で、不器用だけど猛烈に恋やおしゃれに邁進する、愛すべき非モテ系の友人のように思えてくる。 アンアンをほとんど読んだことがなくても、1970年から50年間の、非モテ系女子の日本史として楽しめる。 この歴史の変遷の中で、山頭火を目指せと提言したり(!)読者のお見合い写真をヌードで載せたり(!!)といった攻めの時代があったかと思えば、ニュートラや結婚の特集をする保守の時代がきたり、極端な方向に行った後には必ず揺り戻しがある。 今は健康とか男性アイドルとかダイエットとか、また自分の部屋にこもるような保守の特集が多い印象だから、数年後、コロナの治療薬が出たら、またアンアンが過激な提案をしてくれるのかなあ。少し楽しみ。
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