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新型コロナワクチン 遺伝子ワクチンによるパンデミックの克服
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新型コロナワクチン 遺伝子ワクチンによるパンデミックの克服

杉本正信(著者)

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新型コロナワクチン 遺伝子ワクチンによるパンデミックの克服

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京化学同人
発売年月日 2021/05/26
JAN 9784807920167

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新型コロナワクチン

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3.5

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2021/08/11

新型コロナワクチンについて、技術的要素多めで語られた一冊。新型コロナワクチンとして使われている、mRNAワクチンとウイルスベクターワクチンの2つの遺伝子ワクチンの概要・副反応はもちろん、変異株(にワクチンは九効くのか?)についての情報も掲載されている。他のワクチン本と違い、かなり...

新型コロナワクチンについて、技術的要素多めで語られた一冊。新型コロナワクチンとして使われている、mRNAワクチンとウイルスベクターワクチンの2つの遺伝子ワクチンの概要・副反応はもちろん、変異株(にワクチンは九効くのか?)についての情報も掲載されている。他のワクチン本と違い、かなり細かいところまで詳しく解説されている。難しい箇所も多かったが概ね理解できた。

Posted by ブクログ

2021/06/15

日本でも接種が加速されている新型コロナワクチン。 その基礎知識を整理しようという1冊。 著者は、ワクチン開発にも従事してきた、免疫ウイルス学・細胞生物学の研究者。 わかりやすくコンパクトにまとめられている。 過去のパンデミックやこれまでのワクチン、免疫系の働きなどから説き起こ...

日本でも接種が加速されている新型コロナワクチン。 その基礎知識を整理しようという1冊。 著者は、ワクチン開発にも従事してきた、免疫ウイルス学・細胞生物学の研究者。 わかりやすくコンパクトにまとめられている。 過去のパンデミックやこれまでのワクチン、免疫系の働きなどから説き起こし、今回の新型コロナワクチンがどのような性質を持つものかを解説していく。 帯には 「ファイザー製とアストラゼネカ製の違いは?」 「有効率95%ってどういう意味?」 「ワクチンを打ったら、もうマスクはいらない?」 「副反応が心配・・・血栓ができると聞いたよ」 「たった1年で開発されたらしいけど大丈夫?」 「ウイルスベクターワクチンって何?」 「mRNAワクチンって?」 「ワクチン以外の薬も知りたい」 などの疑問が。 こうした疑問がある人は一読するとよいだろう。 ファイザーとアストラゼネカのワクチンの大きな違いは、前者がmRNAワクチンであり、後者がウイルスベクターワクチンであることである。 mRNAはタンパク質に「翻訳」される情報を持つ核酸である。非常に分解されやすい物質だが、ワクチンに使用する際は脂質膜でコーティングされる。ウイルスのスパイクタンパク質の情報を持つmRNAが投与され、これが体内でタンパク質となり、これに対する免疫反応が起こるというしくみである。モデルナのものもこのタイプである。 ウイルスベクター(VV)ワクチンは、他のウイルス(今回のアストラゼネカの場合はアデノウイルス)の外被を、ベクター(いわば「運び屋」)として用い、その中に(今回はコロナウイルスの)スパイクタンパク質のDNAを入れる。「運び屋」のウイルスは生体内で増殖せず、宿主ゲノムに組み込まれる危険性もない。1回の接種でも有効とされるジョンソン&ジョンソンもこのタイプ。 従来は長い年月がかかっていたワクチン開発だが、今回開発が早かったのは、1つには、mRNAワクチンもVVワクチンも「遺伝子組み換え技術を用いて作製された、おもに核酸で構成されたワクチン」であることが大きいという。 従来の生ワクチンでは、弱毒化や不活化されたウイルスを用い、鶏胚や培養細胞にウイルスを接種して増やす必要があり、危険が伴う上、何かと時間がかかった。 これに対して、核酸は化学合成できる。変異に対する対応も迅速であることが期待される。 今回はこれに加えて、承認までの工程を1つずつではなく、ある程度重複して進めていったことも加速につながった。通常、基礎研究→非臨床→臨床試験→申請→審査→承認→生産体制整備と進むところ、基礎研究を行いながら臨床試験も進め、生産にも備えていった形である。パンデミックが急速に広まったため、ワクチンを接種する群と偽薬接種群に分けた臨床試験のデータが取りやすかったのも(皮肉なことだが)大きな要因となった。 意外に誤解されやすいのが「有効率」という言葉だが、例えば、95%の有効率といった場合、100人がワクチン接種を受けたとき、5%が発症することではない。接種しなかった人に比べて、接種した人では発症率が95%低いという意味である。実際のファイザーのデータでは、ワクチン接種者18,198人のうち発症者が8人(0.04%)、ワクチン非接種者18,325人のうち発症者が162人(0.87%)で、下の等式に当てはめると有効率は95%となる。 著者はVVワクチンの開発にあたった経験があり、そのあたりの裏話もなかなか興味深い。 その他、ワクチン以外のウイルス薬、動物由来のウイルス、パンデミックと国家安全保障などにも触れている。

Posted by ブクログ

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