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誕生日パーティー
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誕生日パーティー

ユーディト・W.タシュラー(著者), 浅井晶子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2021/05/26
JAN 9784087735147

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商品レビュー

4.4

12件のお客様レビュー

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2024/10/25

面白くなるかも…と思いながら読んでいたれど、 政治的な内容がちょっと好みではなく、、 面白くなる前に断念…(涙) でも評価はかなり良いので、 いつか再チャレンジする予定!

Posted by ブクログ

2022/08/14

いじめられたくないから、いじめる。 世界共通の子供心。 そして子供ゆえの残酷さ。 はじめは、自分達の正義のためだったのに、心にも身体にも、国土にも、傷を残してしまう。。。

Posted by ブクログ

2022/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書備忘録673号。 ★★★★★。 作者の実力が遺憾なく発揮されたミステリー。 時代も舞台もばらばらな場面が入れ替わり繰り広げられ、徐々に全体像を描いていく手腕。しかし、そこに間違いなく感じる違和感。そして巧妙に仕組まれたミスディレクションの罠。さすがとしか言いようがない。 ★5つに飢えていたので、即決★5つにしてしまいました。笑 舞台はオーストリア。片田舎で家族と幸せに暮らすカンボジア移民のキム。 50歳節目の誕生日を迎える。ヨーロッパでは、誕生日パーティは特別な意味を持っているとのことで、特に40歳とか50歳の節目には、自ら盛大な誕生日パーティを企画するのだとか。 本人は乗り気でない誕生日パーティ。妻のイネスが進める。そして末っ子のヨナスが考えたサプライズプレゼント。それは、キムがかつてカンボジア内戦を共に命からがら生き延びた妹と言っていい、今はアメリカで暮らすテヴィを招待すること。 誕生日パーティに現れたテヴィ。得意になるヨナス。そして、固まるキムとイネス・・・。彼らの過去には何があったのか・・・。 そして物語。1970年代の平和なカンボジア。ポル・ポト率いるクメール・ルージュの台頭。政府軍(+米国)との内戦。ベトナム戦争終結と共に引き上げた米国の後ろ盾を失った政府軍の敗北と、代って支配したクメール・ルージュ暗黒の時代の場面。この時代のキムの生家・メイ家のシーンや、テヴィの生家・チャン家のシーンが織り交ぜて語られる。 時代と舞台は飛び1980年代。キムとテヴィがオーストリアにカンボジア難民として助けられ、イネスの家族に引き取られるシーン。 イネスの母、モニカの日記のシーン。 これらのシーンがパズルのように断片的に語られ、読者は自分の頭の中で組み立てていく。 ただ、当初から違和感が・・・。キムは3兄弟。カンボジアのシーンでは、常に1人称で物語が語られ、兄、弟と表現される。ん?勝手にキムのことを長男と位置付けている自分。途中から重要人物が突然現れる。ん?次男くんか? そして、イネスやキムがテヴィに会いたくなかった理由が、パズルの絵が完成するに従い明らかになっていく・・・。 同志・ナイフ職人とは誰なのか?テヴィの両親や姉達を処刑したのは誰なのか?キムは自ら記憶を改竄しているのか?テヴィは何を誤解しているのか?イネスは何を隠しているのかっ!笑 読んでのお楽しみですが、ちょっとネタバレが過ぎましたが。笑 そうそう。 カンボジア内戦の描写の凄まじさはありましたが、数十年も前に観た映画「キリング・フィールド」を思い出し、頭の中ではビートルズのイマジンがヘビーローテーションしていた。一見の価値のある映画です。

Posted by ブクログ