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硝子戸のうちそと
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/04/28 |
JAN | 9784065235515 |
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夏目漱石の孫である著者が『硝子戸のうちそと』なんて本を出したら、それは夏目漱石に関する思い出だと思うじゃない? 確かに最初こそ漱石だったり、その妻の鏡子の思い出を書いてあるけれど、ほとんどは身辺雑記。 ご近所さんとのやり取りなんかは、こんなに赤裸々に書いていいのだろうかと心配に...
夏目漱石の孫である著者が『硝子戸のうちそと』なんて本を出したら、それは夏目漱石に関する思い出だと思うじゃない? 確かに最初こそ漱石だったり、その妻の鏡子の思い出を書いてあるけれど、ほとんどは身辺雑記。 ご近所さんとのやり取りなんかは、こんなに赤裸々に書いていいのだろうかと心配になるくらい。 そして最後は夫である半藤一利の晩年の様子。 こちらもまた赤裸々。 キリっと切れ味のある文章は、彼女が江戸っ子だからなのでしょうか。 酒好きの夫が入院に際して認知機能テストを受けた時のこと。 ”「酒がいちばん好き」だの「酒がいまいちばん飲みたい」とホザくから、この男は罰が当たったのである。「いちばん好きなのは妻です」と言っておけばよかったのに。” としれっと書く潔さ。 ”いずれ人口がどんどん減っていくのがわかっているのに、高級な商業施設を備えた巨大ビルをドカンといたるところに建てて、明日の日本はどうなっていくのだろう。” これ、数年前の渋谷について書いているのだけれど、私がいまの札幌を見て思っていることがそのまま書かれているかのようだ。 半藤一利が亡くなる日の真夜中、突然「起きてる?」と声をかけてきた彼が続けた言葉。 「日本人ってみなが悪いと思ってるだろ?日本人は悪くないんだよ。墨子を読みなさい。二千五百年前の中国の思想家だけど、あの時代に戦争をしてはいけない、と言ってるんだよ。えらいだろう」 そう言って、また静かに眠りについて、朝起きてこなかったのである。 本当に最後の言葉。 ずっと戦争の愚かさを訴え続けた彼の最後の言葉で、涙がこぼれてしまった。
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80歳を過ぎた女性が書いたと思えないほど、楽しくざっくばらんな文章だった。漱石の孫だった著者が祖母(漱石の妻)鏡子を女豪傑として様々なエピソードを書いているが、中々どうしてこの人も、豪傑としか思えない。あの半藤一利がまるで子どものように面白く描かれており、微笑ましい限りである。「...
80歳を過ぎた女性が書いたと思えないほど、楽しくざっくばらんな文章だった。漱石の孫だった著者が祖母(漱石の妻)鏡子を女豪傑として様々なエピソードを書いているが、中々どうしてこの人も、豪傑としか思えない。あの半藤一利がまるで子どものように面白く描かれており、微笑ましい限りである。「付き合い切れないバカ男」大バカヤローのコンコンチキは一利氏の飲酒好きな面が面白おかしい。近所付き合いで竹下景子、80歳を過ぎた女性が書いたと思えないほど、楽しくざっくばらんな文章だった。漱石の孫だった著者が祖母(漱石の妻)鏡子を女豪傑として様々なエピソードを書いているが、中々どうしてこの人も、豪傑としか思えない。あの半藤一利がまるで子どものように面白く描かれており、微笑ましい限りである。「付き合い切れないバカ男」大バカヤローのコンコンチキは一利氏の飲酒好きな面が面白おかしい。近所付き合いで竹下景子、大河内桃子の家族が紹介されるところも興味深い。一利氏が亡くなった日の早朝の言葉、実質的な遺言が凄すぎる。「墨子を読みなさい。二五〇〇年前の中国の思想家だけど、あの時代に戦争をしてはいけない、と言っているんだよ。偉いだろう。」最後まで平和を考えていたということの証左だ。竹下景子、雨宮塔子、大河内桃子たちの家族が紹介されるところも興味深い。一利氏が亡くなった日の早朝の言葉、実質的な遺言が凄すぎる。「墨子を読みなさい。二五〇〇年前の中国の思想家だけど、あの時代に戦争をしてはいけない、と言っているんだよ。偉いだろう。」最後まで平和を考えていたということの証左だ。
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夏目漱石の住んでいた家で暮らした少女時代 漱石の弟子たちとの交流 それにしても、本当に半藤一利は著作が多い
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