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戦国・近世初期の下野世界
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戦国・近世初期の下野世界

荒川善夫(著者)

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戦国・近世初期の下野世界

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京堂出版
発売年月日 2021/04/27
JAN 9784490210484

戦国・近世初期の下野世界

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2023/09/04

下野国(栃木県)の最新研究の成果。 なぜ上杉謙信は佐野氏の唐沢山城に固執したのか?そこには根利通という道が関係してくる。沼田から南下して厩橋へ行くのではなく、東へ進み根利へ通ると、北条や武田方の攻撃をあまり受けずに下野国へと至る。しかも、唐沢山城近辺は足利〜小山(厩橋から続いてい...

下野国(栃木県)の最新研究の成果。 なぜ上杉謙信は佐野氏の唐沢山城に固執したのか?そこには根利通という道が関係してくる。沼田から南下して厩橋へ行くのではなく、東へ進み根利へ通ると、北条や武田方の攻撃をあまり受けずに下野国へと至る。しかも、唐沢山城近辺は足利〜小山(厩橋から続いている)、館林〜皆川とも繋がっている。 小山氏の生き残り戦略。こちらは非常に面白く、加担する勢力を変える際に必ずと言っていいぐらい、当主の代替わりをしている。小山氏のギリギリの対応が見て取れる。 宇都宮氏についてはなぜ芳賀氏があそこまで力を持っていたのか?彼らの持っていた所領を見てみると、宇都宮氏に次ぐレベル。また、芳賀氏以外の重臣で、岡本氏の名前がちらちら出てくるとちょっぴり嬉しくなる(中学校から岡本城跡から近く、皆で学校から歩いて見学に行く授業?があり、ふと思い出した) そして、豊臣政権に尽くしたのになぜ改易されたのか?浅野長政が問題であった。彼が持つ石田三成や増田長盛への復讐心に巻き込まれ、同じような状況でも生き残った佐竹氏とは違う道になってしまった。その後の宇都宮氏と小山氏が水戸徳川家に仕官するまでの動向も載っている。 那須氏については、那須衆との関係について書かれている。自立性を持っていた上那須衆は大関や大田原が自立。従属的であった下那須衆は那須氏と共に没落し、農業に従事する道を選ぶ者達も多かった。その那須氏の烏山城についても研究は進んでいて、その周りにあった要害や城館にまで話が及んでいる。 宇都宮氏の重臣、西方氏の3人。大坂夏の陣の帰り道に知り合った丹羽光重を頼り二本松藩へ行き、ある者は残り、ある者は下野へと帰っている。彼らとも 関わり、北条→武田→上杉→徳川と渡り歩いて行った武将、藤田信吉についても付論としてその動向が記載されている。

Posted by ブクログ

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