エレジーは流れない

三浦しをん(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2021/04/21
• JAN: 9784575243970

商品レビュー

2025/02/05

少し寂れた？温泉街に住む高校生のお話。
主人公の怜は母が2人いて、それが彼にとっての当たり前で、周りの友達もそれを受け入れているというのがとても良いなぁと思った。そして怜は傷つけないために、また自分が傷つかないように出生について聞けないでモヤモヤしていて、それが進路にも響いている。怜の優しさが出ていて、とても好きになりました。
友達なら、地味だけど優しさがある喫茶店の息子の丸ちゃんが好き。

地元で生きるのか、離れて暮らすのか、彼らはそれぞれの道を行くんでしょうけど、夢なんかなくても生きていけます。私はなんだかんだのらりくらりと生きています。それでもいいでしょう。

2025/02/03

3.5
伶の心情がわかりやすくて、高校生くらいのときは自分も色々考えることがあったな（今もあるけど）と懐かしくなった
重吾がどうなったのか詳しく語られないのも面白い
あとひく結末も結構すき

2025/02/02

お母さんが二人いる。なんか考えちゃった。うちの双子もちょっと似てる。生後3か月ぐらいから、ベビーシッターさんに来てもらってた。私がどうしても仕事を続けたかったから。朝起きるとママがいて、ママが保育園へ送る。保育園はベビーシッターさんが迎えに行って、寝るまで一緒に過ごし。夜中にママが交代。朝起きるとママがいる。小学4年生が終わるまで、この生活だった二人。いろいろ葛藤があったなあ。