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春は馬車に乗って 乙女の本棚
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 立東舎 |
発売年月日 | 2021/04/16 |
JAN | 9784845636143 |
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春は馬車に乗って
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春は馬車に乗って
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
タイトルが綺麗だなと思ったのと、著者の本は読んだことなかったので手に取った。 ラスト、ふたりのやりとりが好き。春が来たんだな。というのがかなしいしさみしいし、でも救われるような思いでもある。
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床に伏せてしまい死が迫る奥さんと、仕事やお金を言い訳に直視したくない旦那さんの話。イラストが綺麗なのが余計に死を感じた。相手に優しく、言いたいことはちゃんと言おうと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
肺病でどんどん弱っていく妻。 妻の家族と4、5年も闘争して、やっと娶ることができて、母と妻との間で苦痛な時間を過ごしたあと、やっと夫婦二人きりになれたのに、妻は病気になってしまった。 もう良くならないと、心の片隅にでも思っているのなら、彼は、毎日もっと優しくしてあげればいいのに。妻が言うように、隣で仕事をして、片時も離れない位に甘えさせてあげればいいのに。 妻が始終不満を伝えていたが、彼はちょっと冷たいと私も思った。 彼女のわがままを檻の中の理論と呼んで、もう死ぬかもしれない妻から逃げるように仕事とお金を言い訳にするのは、本当は鬱陶しいと思っているだけで、余り大切に思っていないんじゃないかと思ってしまう。 この妻は、言いたいことをちゃんと言えたのかな? 我慢し過ぎないで死ねたのかな? それが気がかり。 もう死ぬんだから、照れ隠しとかしないで、彼はもっと優しくしてあげなよと思ってしまった。 私だったら、仕事なんかしないでずっとそばにいてってもっと主張しそうな気がする。 色とりどりの花々を乗せた舟の表紙の絵がとても魅力的。温かで柔らかな絵が、夫婦の想い合う少しぎこちない心を映し出しているようで、心に染みた。 乙女の本棚シリーズは、文学作品をより印象深く味わえる。今も毎月のように新刊が出ているようなので、未読のものを早く全部読みたい。
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