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花の子ども
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花の子ども

オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティル(著者), 神崎朗子(訳者)

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花の子ども

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2021/04/14
JAN 9784152100146

花の子ども

¥385

商品レビュー

3.5

13件のお客様レビュー

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2024/10/09

最初、あまりの責任感のなさになんだこのクソ男は...と思いながら読み始めたが、解説で「アイスランドは出生数における婚外子の割合が世界で最も多く、2018年では7割強が婚外子」「アイスランド人の多くは、(1)出会い、(2)妊娠、(3)同棲、(4)結婚、という段階を踏んでいくが、結婚...

最初、あまりの責任感のなさになんだこのクソ男は...と思いながら読み始めたが、解説で「アイスランドは出生数における婚外子の割合が世界で最も多く、2018年では7割強が婚外子」「アイスランド人の多くは、(1)出会い、(2)妊娠、(3)同棲、(4)結婚、という段階を踏んでいくが、結婚しないまま生活を続けるカップルも珍しくない」とあって、そもそもベースの価値観が日本と大きく違うんだなと納得した。

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2022/09/27

「子供が産まれたことを理由に慌てて結婚を強要する国」だからこそ「授かり婚」とかいう気持ち悪い言語がうまれてしまう。そして意味もなく「男だから」「年上だから」とまるで王族のように傲慢に振る舞う男が少なくないこの国に産まれ住んで本書を読んでみると、主人公の若者が自分の子供と別居してい...

「子供が産まれたことを理由に慌てて結婚を強要する国」だからこそ「授かり婚」とかいう気持ち悪い言語がうまれてしまう。そして意味もなく「男だから」「年上だから」とまるで王族のように傲慢に振る舞う男が少なくないこの国に産まれ住んで本書を読んでみると、主人公の若者が自分の子供と別居していて、ガツガツ将来を語らない様子がちょっと頼りなく感じた。しかし偏見ヘルメットを被っているこちらが間違いとすぐに気づく。「本人達の幸せが理由としてあるなら結婚する」当たり前の事を前にどうして我々は真理に辿り着くのが難しいのだろうか?

Posted by ブクログ

2022/04/13

子育ても、本当はもっとドタバタするのだろうし、きれいに描いてしまっているといえばそうなのだけれど、物語の雰囲気と植物を愛する主人公の心がそのまま現れたような文体が優しく、美しかった。 子どもから始まった関係がどこに行き着くのか。 恋愛関係にない男女に思いがけず子供を授かり、そこ...

子育ても、本当はもっとドタバタするのだろうし、きれいに描いてしまっているといえばそうなのだけれど、物語の雰囲気と植物を愛する主人公の心がそのまま現れたような文体が優しく、美しかった。 子どもから始まった関係がどこに行き着くのか。 恋愛関係にない男女に思いがけず子供を授かり、そこからどうなっていくのか、という物語はけして珍しいものではないけれど、彼の等身大の戸惑いが、恋愛に限らず、人と人との関係はもっと自由でいいのだと教えてくれているようだった。 読了後、訳者あとがきや解説から、アイスランド文学への愛を感じたし、英語圏以外の文学への興味がさらに拡がったので、とても良い読書体験をしたと思う。

Posted by ブクログ

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