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第八の探偵 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2021/04/14 |
JAN | 9784151845017 |
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商品レビュー
3.5
38件のお客様レビュー
孤島に隠遁する老作家と若い編集者とか彼が過去に書いた「ホワイトの殺人事件集」を刊行すべく議論を交わす。 収録作の短編を一つずつ読み返しつつ、それぞれがフーダニットだったり孤島で起こった連続殺人だったりというテーマでもってなにがしかが語られていくんですけども、まあ最終的に実際に起...
孤島に隠遁する老作家と若い編集者とか彼が過去に書いた「ホワイトの殺人事件集」を刊行すべく議論を交わす。 収録作の短編を一つずつ読み返しつつ、それぞれがフーダニットだったり孤島で起こった連続殺人だったりというテーマでもってなにがしかが語られていくんですけども、まあ最終的に実際に起こった「ホワイト殺人事件」に収束していくんだろうなというのはさすがに読んでて察するわけですが。。 なるほどなあ。各短編がなんというか話が妙に薄いと思ったらそういう・・・いや短時間でオチなりなんなり書き換えられるジュリアがもはや異能すぎるだろう。 そしてさらなるどんでん返しが。幾分予想できなくもなかった気がするけど、それでもわりとこういうのは好きです。内容よりも構成力をより評価したい。
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作中作が七つもあるのに驚いた。作中作に紙幅を割き過ぎでは…?でも、作品全体の構成としては七作品くらいは必要な気もするし、う〜ん…面白くはあったけど、消化不良感は残る。あと、これからミステリ読んだら構成をベン図にしてみたい。楽しそう。
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独自のミステリ理論とその実例としての短編集、しかも著者は数学者とくれば、まんま天城一氏の「密室犯罪学教程」じゃないか。短編の出来がイマイチなところまで同じというのは笑えないが。理論の方が足かせになっているのは間違いなく、枠側での仕掛けの都合も制約になる。その上、戦前の作という設定...
独自のミステリ理論とその実例としての短編集、しかも著者は数学者とくれば、まんま天城一氏の「密室犯罪学教程」じゃないか。短編の出来がイマイチなところまで同じというのは笑えないが。理論の方が足かせになっているのは間違いなく、枠側での仕掛けの都合も制約になる。その上、戦前の作という設定だから、あまりモダンな短編だとおかしいというのも分かる。それにしても、もうちょっとどうにかならなかったのかなという気はする。トリックもロジックもない(理論はロジックは否定する立場らしいが)タイプの所謂アイデアストーリーなのに、肝心のアイデアがしょぼい。見え見えという奴ね。そういうところを突っ込まれても、作家さん的には困ってしまう感じでしょうか。
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