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悪女(と誤解される私)が腹黒王太子様の愛され妃になりそうです!? ティアラ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | プランタン出版/フランス書院 |
発売年月日 | 2021/04/19 |
JAN | 9784829669280 |
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悪女(と誤解される私)が腹黒王太子様の愛され妃になりそうです!?
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悪女(と誤解される私)が腹黒王太子様の愛され妃になりそうです!?
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お父様の教育の甲斐あって(このお父様も実父ながら非常にお若い)令嬢としては逞しく育ったけれど、一方で氷の悪女と揶揄されてしまうアンジェリカ。 表情には一切出ないけれど、内心では誤解されていることに傷つき、ごめんなさいと謝るほどのお人好し。 婚約者を奪われたというのに、相手のお腹の子どものことまで慮ってしまうほどの。 そんな彼女の内面の優しさ、美しさに気付いていたのが腹黒王太子という。 寧ろ婚約者と破局するように仕向けた(積極的にではないにしろ後押しはした)のは彼。 後々、王太子はそのことを悔やんで悩むが、いざ打ち明けられたアンジェリカがさらっと受け止めた、というよりそれのどこが悪かったんですかという受け止め方だったのには迂闊にも笑ってしまったが。 王太子があれだけ悩んだことをさらっと受け止め流しちゃうアンジェリカ、凄い。 主人公側に肩入れしがちなので、後半の襲撃事件等はてっきり元婚約者といい仲になったアリスが裏で何かやっているのかと思ったら、予想と違う方向性の真実が見えてきて驚いた。 ある意味アリスのせいではあるが、アリスは首謀者ではなく被害者側だったという。 婚約者を奪った側(及び婚約者)が「悪」でざまあされる展開ではなく、彼女の敵もまた主役カップルとして排除しなくてはならない対象だったというのは新鮮だった。 この二人のカップルにも優しいというのがアンジェリカらしくあり、作者さまの優しさかなと感じた。 だから、よりアンジェリカは王太子と何ら後ろ暗いことなく結ばれていいんだよと思えたし。 最終的には死んでいた表情筋を鍛えて(この真面目さもまた愛おしい)やわらかい表情も見せられるようになったアンジェリカ。 王太子の苦労は増えそうだが(アンジェリカに懸想する男性陣がますます増えそうという意味で)アンジェリカの人のよさが表情にも出るようになれば、彼女が「氷の悪女」と呼ばれることもなくなるだろう。 未来の王妃として、彼女は間違いなく相応しい人物なのだから。 優しさも、いざというときの精神力の高さも、采配の有能さも。
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