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蝶として死す 平家物語推理抄 ミステリ・フロンティア
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2021/04/12 |
JAN | 9784488020125 |
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商品レビュー
3.8
28件のお客様レビュー
とにかく設定がおもろいです /平清盛の異母弟だが危険視されている頼盛には推理力と検屍官的スキルがあり、生き残りをかけて眼の前の難問に挑む /どの事件にも裏の顔がある /ミステリとしては、突飛でないぶんケレン味に欠けるんやけどすっきりしてます /いつか蝶となり、兄上の手の内から、こ...
とにかく設定がおもろいです /平清盛の異母弟だが危険視されている頼盛には推理力と検屍官的スキルがあり、生き残りをかけて眼の前の難問に挑む /どの事件にも裏の顔がある /ミステリとしては、突飛でないぶんケレン味に欠けるんやけどすっきりしてます /いつか蝶となり、兄上の手の内から、この運命から、飛び立ってやるぞ(p.59) /ここ五年ほど読んだり観たりで『平家物語』に馴染んでたんやけど頼盛はあまり意識してなかったキャラやったなあ。実母の池禅尼は意識してたけど。でも今回読んでみて最後まで生き残った平家として記憶に残りそうです。それと戦国武将の荒木村重(個人的に一番関心ある武将です)をちょっと思い出しました。 /清盛が放った禿髪の一人が惨殺されていた。真相の裏の真相。 /高倉天皇からの依頼でかつての愛人葵前毒殺の真相を暴くため安楽椅子探偵となる /木曽義仲からの依頼で五体の遺体から斎藤別当実盛の遺体を限定せねばならなくなった /木曽義仲の息子義高を討たざるを得なかった源頼朝が恐怖した娘(まだ幼いが義高の妻)である大姫の行動 /息子の為盛が偽物でじつは六代(清盛の曾孫)ではないかと北条時政(あの義時の父)に疑われた頼盛はどうする? ■簡単なメモ 【葵前】身分は低いが高倉天皇の寵愛を受けた。今はお見限り。宮中の勢力争いに巻き込まれないよう、という文は届いた。 【池殿】→頼盛 【池中納言】→頼盛 【池禅尼/いけのぜんに】頼盛の母。かつて源頼朝の助命嘆願をしたことがあるので源氏に恩を売っていたとも言える。 【泉殿】→重盛 【家人】主人に終生従う郎党で、主人が戦士した場合は家族の面倒も見る。 【木曽義仲】源氏の武将。どれかわからなくなった斎藤別当実盛の遺体を見つけてくれと頼盛に依頼してきた。 【着膨れ】頼盛は外出時着膨れするが、それは着物を報奨等として与えるため。質の良い着物はけっこうな金になる。 【黒雄丸/くろおまる】清盛の側仕えの少年。一五、六歳。 【建春門院滋子】清盛の正妻時子の異母妹。頼盛を危険視している。 【後白河院】清盛とは協力することも反発することもあった。清盛としても邪魔ではあったろうが完全な排除はできなかった人物。なんとかうまく立ち回って平家滅亡を見届けた。今様=歌謡曲好きで『梁塵秘抄』を著した。 【小松】→泉殿 【斎藤別当】→実盛 【実盛】長井斎藤別当実盛。齢七十にして敗走する軍の殿をつとめ源氏の若武者手塚太郎金刺光盛と互角に闘い討ち死にした。平家物語の中でも知られているシーンのひとつ。 【鹿ヶ谷】有名な謀議事件で流刑になった俊寛は頼盛の義兄弟。 【重衡/しげひら】平重衡。清盛の息子の一人。虜囚となるが毅然とした態度を崩さなかった。 【重盛】平重盛。清盛の嫡男。おおむね正義の人として描かれることが多い。最近病がち。 【石薬/せきやく】鉱物を使った薬。使用法によっては毒になるので多くのタブーがある。 【千手前】囚われの身となった重衡を慰めた。 【高倉天皇】後白河院の息子。第二話時点で十八歳。母は建春門院滋子であり妻は徳子で清盛のバックアップ力が強く逆らえない立場だが葵前を寵愛した。 【忠盛】平忠盛。頼盛らの父。 【徳子】清盛の娘で高倉天皇の正妻。後の安徳天皇の母。後の建礼門院。 【以仁王/もちひとおう】高倉天皇の異母兄。賢明との誉れも高い。清盛にとっては邪魔な存在。頼盛が養育したので頼盛も邪険に扱われる。 【弥平兵衛】平弥兵衛宗清(たいらのやへいひょうえむねきよ)。頼盛の家人。 【頼盛】主人公、平頼盛。清盛の異母弟の一人。武士であり死体への忌避感は持っていないし、かつて死体の研究をしていたことがあり検屍官としての能力も高い。最近役を解かれてしまい復帰をめざしている。二話目では再び役を一つ解かれ中納言だけが残った。池中納言とも呼ばれる。父の忠盛の薫陶を受け風流人でもあり鼻が良く香もよくする。 【六波羅殿】平清盛のこと。 【吾身栄花】香。
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平清盛の異母弟、平頼盛が主人公の時代物ミステリー。 清盛の弟でありながら冷遇される頼盛は自身の池殿流平家を守るため、平家一の知恵者と呼ばれるほどの頭脳を駆使して様々な難題を解決する。 平安末期だから当然科学的な捜査はできないが、5体の首なし死体から目的の一人を割り出したり、人物...
平清盛の異母弟、平頼盛が主人公の時代物ミステリー。 清盛の弟でありながら冷遇される頼盛は自身の池殿流平家を守るため、平家一の知恵者と呼ばれるほどの頭脳を駆使して様々な難題を解決する。 平安末期だから当然科学的な捜査はできないが、5体の首なし死体から目的の一人を割り出したり、人物のすり替えをしていないことを証明したりと、完全に知恵と知識で解決してしまうところに圧倒される。 清盛から目の敵にされたり、平家没落の最中でたびたび池殿流平家が窮地に陥るも、『芋虫が蛹となって耐え忍び、いずれは蝶になり羽ばたく』日を夢見て足掻き続ける頼盛の強かさもすごくいい。
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平家に生まれながら平家を離脱した方がいたなんて知らなかった。 鎌倉殿の13人が好きだった人は楽しめると思う。
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