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歴史認識日韓の溝 分かり合えないのはなぜか ちくま新書1565
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2021/04/08 |
JAN | 9784480073907 |
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歴史認識日韓の溝
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
2024/04/23 50年の空白に知識を埋め込む 結局、足を踏んだ人間は踏まれた人間の痛みがわからない。だからこそ、踏んだ人間が意識して記録し事実が風化、変化しないようにすることが相互理解につながる。 都合の良いように歴史を改竄した事実に驚く。まあ、そういうものかも知れないけ...
2024/04/23 50年の空白に知識を埋め込む 結局、足を踏んだ人間は踏まれた人間の痛みがわからない。だからこそ、踏んだ人間が意識して記録し事実が風化、変化しないようにすることが相互理解につながる。 都合の良いように歴史を改竄した事実に驚く。まあ、そういうものかも知れないけど..... 「動くものは全て殺せ」 都合の悪い歴史、一時が万事、氷山の一角.....
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第一章:徴用工訴訟、第二章:東学農民戦争、第三章:関東大震災、第四章:二つの虐殺を結ぶ線、第五章:忘れ去った過去、第六章:三・一運動、第七章:あいまいな自画像、催八章:いくつもの戦後、終章:次の時代を展望する歴史像のヒント。日本では、日本は悪くない!の考えがある以上、なかなか冷静...
第一章:徴用工訴訟、第二章:東学農民戦争、第三章:関東大震災、第四章:二つの虐殺を結ぶ線、第五章:忘れ去った過去、第六章:三・一運動、第七章:あいまいな自画像、催八章:いくつもの戦後、終章:次の時代を展望する歴史像のヒント。日本では、日本は悪くない!の考えがある以上、なかなか冷静に自分たちの過去の姿を見ることは難しいだろうな。でもそれをやっていかなければ、何時になっても日韓の溝は埋まらないだろう。
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なぜ日韓はこうも理解し合えないのだろうか。歴史認識がこうも違うのだろうか。韓国(中国もだが)での組織だった嫌日教育は、どう考えても将来に渡って仲良くしたくないとの現れでしか見えない。確かに戦争では酷いことをしたのは間違いないだろうが、建設的な教育が出来ないものか。 疑問が尽きない...
なぜ日韓はこうも理解し合えないのだろうか。歴史認識がこうも違うのだろうか。韓国(中国もだが)での組織だった嫌日教育は、どう考えても将来に渡って仲良くしたくないとの現れでしか見えない。確かに戦争では酷いことをしたのは間違いないだろうが、建設的な教育が出来ないものか。 疑問が尽きないため、韓国の教授が書いた反日種族主義等を読んだりもしたが、色々な見方が必要かと思いこの本を手に取った。 今正に訴訟で原告側の主張が認められ、手続きが進行している徴用工問題、関東大震災での朝鮮人犠牲者が6000人と碑に書いてあることに対し、一人の都議が一方的な政治的主張だと批判し、以降毎年出席していた追悼式に主席していた知事(小池氏)が参加を見合わせるようになったことでフォーカスされた朝鮮人虐殺事件、日清戦争の引き金となった東学農民戦争への日本軍隊派遣、そして韓国併合。 それぞれ日本でどう伝えられてきたのかを具体的記録や文献で検証されていくが、私たちがいわゆる常識として理解していたことが、実は誤りであった(可能性)ことが分かる。韓国の人たちがなぜこうも憤慨するのかも。きっと我々が逆の立場であれば、同じように考え行動するだろう。 日韓の歴史認識を埋めるべく、学者たちが集まり共同研究が立ち上げられたが、8年経っても合意が得られず2010年解散されたようだ。 日韓が良い関係にあることは、例えばリスクとして上げられる北朝鮮、中国、ロシアからの圧力を和らげる意味でも重要なことは間違いないだろう。 共通の認識に立ち、良い将来を築くにはどうすれば良いのか、妥協点を見つけてもらいたいものだ。 そう言うことを考えさせられた。 反論も出て来るだろうが、日本は常に正しいと勇ましく主張する人に、是非読んでもらいたいと思う。
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