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桃殿の姫、鬼を婿にすること 宵の巻 小学館文庫
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桃殿の姫、鬼を婿にすること 宵の巻 小学館文庫

深山くのえ(著者)

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桃殿の姫、鬼を婿にすること 宵の巻 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/04/06
JAN 9784094068993

桃殿の姫、鬼を婿にすること 宵の巻

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商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2021/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった! 「鬼を婿にする」は新鮮でした。 父が魔に憑かれたがために身に危険が及んだ真珠は、伝手で助けてくれた鬼の息子と知り合う。 「それじゃ、瑠璃丸がわたくしのお婿さんになってくれる?」 入内という決められた将来を受け入れるかどうかの賭けのようなつもりで言った台詞に、鬼の瑠璃丸は「いいぞ、なっても」とあっさり返事をする。 彼は角を切り、人の世界の様々なことを勉強して必死に真珠の婿にふさわしい男になろうとする。 この二人の互いを思う素直な心、それでいて周りが結婚を許してくれなくてやきもきするところ(母親と伯父さんは味方なのが救い)、いいですね。瑠璃丸が真珠を「食べたい」と思ってしまい悩むところとか、たまらない! 瑠璃丸を養子にして後見になってくれている伯父の公貫が、いいキャラしてて好きです。 続刊も楽しみ!

Posted by ブクログ

2021/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とっくに両想いなのに、お父様の許しが出ないやら、そもそも彼が「鬼」ゆえに、彼女に似合う立場になろうとする生真面目さやらが邪魔をして夫婦になれない主役二人である。 でも隠れていちゃいちゃはしていたけども。 特に真珠の方が我慢できていない感じ。 瑠璃丸はそういう意味では非常に真面目。 しっかり貴族の男性としての勉強も努力も惜しまない。 (ただ内心では彼女を「食べたい」と思っているようだが、その食べる、「人食い」という意味ではないと思う。人の間でも成立するあれだと思う) 真珠一家を長年悩ませてきた一件を、何だかんだで瑠璃丸が「一閃」してしまったことには驚いたが、果たしてそれで本当に解決したのかどうか。 ようやく真珠は裳着までこぎつけたけれども、鬼である瑠璃丸には今後も色々難題は持ち上がってきそう。 『宵の巻』とあるから、今後も続きそう。 今回の話もテンポよく親しみやすい文章で読みやすい平安ものだったので、続きがあれば期待したいところ。 サブキャラクターも魅力的でよかった。 特に是道の飄々としたところ、公貫の瑠璃丸をあっさり養子にしてちゃんと育て上げる懐の広さ、そんな彼に惚れちゃった桔梗などがお気に入りである。

Posted by ブクログ

2021/04/19

妖が出てくるところ、女性側はかなり身分が高く、婿の方に問題あって結婚を反対されているところが今までの深山くのえ平安物と違っているけど、困難乗り越え幸せになるパターンは楽しい。タイトルに宵の巻とあるので、続きでるのかな。楽しみです。

Posted by ブクログ

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