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講義日本文学 〈共同性〉からの視界
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京大学出版会 |
発売年月日 | 2021/03/30 |
JAN | 9784130820462 |
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講義日本文学
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東京大学文学部国文学研究室の先生方が、日本文学とは何かに迫る。「共同性」をキーワードに上代文学から近現代文学までの作品を取り上げ読み解いていく。日本文学研究書の入門書としてだけではなく、一般の方にも読みやすく書かれていて優れている。 古事記・日本書紀の歌謡、源氏物語、徒然草、方丈...
東京大学文学部国文学研究室の先生方が、日本文学とは何かに迫る。「共同性」をキーワードに上代文学から近現代文学までの作品を取り上げ読み解いていく。日本文学研究書の入門書としてだけではなく、一般の方にも読みやすく書かれていて優れている。 古事記・日本書紀の歌謡、源氏物語、徒然草、方丈記、西行の和歌、井原西鶴の浮世草子、松尾芭蕉の俳諧、近代の志賀直哉の私小説など色々なテーマを扱っており、作品に対する深い洞察と、各章の背景にある日本文学の共同性の発見に至るまでの論説が充実していて面白い。 最後に総合討論として先生方が全員集まり講義を振り返って、源氏物語の作者は紫式部一人として考えて良いのか、ということなどについて検討している。 対象として扱う時代が様々で異なっていても、研究の技法や態度として日本文学に通底する部分はある程度共通するものが認められる。 目次 はじめに――なぜ〈共同性〉を問題にするのか(渡部泰明) I 作者はどこにいるか 第1講 歌謡の仕組み――雄略記を読む①(鉄野昌弘) 第2講 紫式部の孤心――『紫式部日記』を読む(藤原克己) 第3講 作者は一人か――和歌や物語の制作の場(高木和子) 第4講 個性が生まれるとき――西行と藤原俊成(渡部泰明) II 読者との往還 第5講 源氏物語と漢文学――漢詩文の引用と〈共同性〉(藤原克己) 第6講 平安時代の和歌――言葉と〈共同性〉(高木和子) 第7講 浪人の連帯感――『西鶴諸国ばなし』に見る〈共同性〉(長島弘明) 第8講 テクストの中の〝文壇〟――近代文学の〈共同性〉(安藤宏) III 創出される〈共同性〉 第9講 歌うことと書くこと――雄略記を読む②(鉄野昌弘) 第10講 無常観が生みだすもの――方丈記と徒然草(渡部泰明) 第11講 「座」から切り離された発句――『奥の細道』と連句の〈共同性〉(長島弘明) 第12講 演技する「小説家」――志賀直哉『城の崎にて』を中心に(安藤宏) 総合討議 日本文学と〈共同性〉(渡部泰明・安藤 宏・長島弘明・藤原克己・高木和子・鉄野昌弘) あとがき(長島弘明)
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