バリキャリですが転生して王子殿下の溺愛秘書として頑張ります!! ガブリエラブックス

火崎勇(著者), 池上紗京(イラスト)

• 販売会社／発売会社: 三交社
• 発売年月日: 2021/03/30
• JAN: 9784815540470

商品レビュー

2024/03/16

主人公が有能なことを表す部分は、さすが火崎さん、リアルに書かれてて安っぽくない。ラブストーリーとしては綺麗にまとまってました。

2022/04/25

仕事が大好きなキャリアウーマンの記憶を持っているアンジェリカには、学ぶことも働くことも自由にできない侯爵令嬢は窮屈そう。それでも諦めずに、王宮の仕事をもぎ取ったアンジェリカはすごいと思った。アンジェリカの能力に気が付いて迷わず仕事を任そうとするルークも。仕事では有能なのに、恋愛のこととなると鈍感になるアンジェリカとルークのすれ違いはもどかしいけれど、気持ちが通じ合えば公私ともにお互いを支え合える関係になれそう。

2021/08/14

海外に飛び回り契約をもぎ取ってくることに生きがいを感じていたバリバリのキャリアウーマン（バリキャリ）が不慮の飛行機事故で死亡後に転生した先が貴族の令嬢とは、さぞかし生きにくい世界に生まれ変わったことで。
女性が男性ばりに仕事するのが受け入れられない世界にあって、それに理解を示してくれたのが第一王子でよかったとは思う。
そういう身分の人に見出されたからこそ、彼女は自分の力を発揮できるところでお仕事ができるようになった。
この相手が商人ならまだしも一般市民だった場合は、彼女の才能は埋もれたままだっただろう。
そういう点は幸運だったか。
まあ、それでも順風満帆にお仕事出来たわけではないが。
この世界に限らず、仕事のできる女性を忌避する男性の何と多いことよ。
特に昔からの慣習に凝り固まっている人を説得するのは非常に難しい。
この話の場合は、相手国とか（あの展開は色々いただけなかった……女性をなめすぎだろう）

ただ彼女の才能を見出した王子、仕事のパートナーとして主人公を見ていた訳では無論あらず、チャンスがあれば恋愛面でも攻めてくるという。
結局押しに押された形で体を許してしまうが、そこからは少し面倒な状況に。
面倒というか、主人公の恋愛面では初心で、仕事に忠実な性格が災いしたというか。
主人公が少々拗らせたので、話がややこしくなるという。
手を出した責任は取るという、その責任とは何ぞや。
初読時は「きみも好きなのに、そこ拘るところ？」と戸惑ったのだが、王子が後々謝罪したところを見てやっと理解。
恋するキャリアウーマン、面倒ではあるがしっかりしているなあ。
あの様子だと、上司ぶっている王子、そのうち尻に敷かれるぞと思ってしまった。