最強アルファと発情させられた花嫁 シャレード文庫

中原一也(著者), 奈良千春(イラスト)

• 販売会社／発売会社: 二見書房
• 発売年月日: 2021/03/24
• JAN: 9784576210407

商品レビュー

2021/10/03

愛する番と子どもたちと静かで暖かな、笑い声の絶えない平凡な生活を望むSオメガの五色春とSアルファの黒瀬
オメガとアルファを越えた心で結ばれた二人とそんな二人が大切に育む家族にアルファ至上主義組織が迫る
期待以上の続編、最高でした！

黒瀬のぶっきらぼうなのに、とにかく春が生きやすいようにと世界を変えようとする大きな愛に悶え、春の子どもたちと黒瀬を守りたいという切ないほどの想いと愛が素晴らしいです。子どもたちも、そんな大きな愛に包まれ真っ直ぐ育っていて感動です！

続編を心待ちし、電子版を心待ちしていたので、ホントに嬉しい！
簡単にオメガに優しい世の中にならず、黒瀬が頑張っているのも善きです。カナタが後をついで叶えるのかなぁー。
奈良千春 先生のイラストが！ヤバいです！

2021/04/11

レーベルを越えての続巻、ありがとうございます！イラストレーターさんも同じく奈良先生。嬉しすぎる。
挿し絵どれも素敵！中でも口絵の、子供たちと食卓を囲む黒瀬さんの柔らかい微笑み、堪らない( *´艸｀)
ひとりひとりが、各々の個性を尊重されて自己決定権をもって過ごせればいいのに。現実でもそんなの難しい面はあるけど…
黒瀬さんと五色さん、ふたりがお互いを愛し合い、子どもを護りたい、ひいてはアルファーオメガ全体の問題をより良くしていきたいと命懸けで歯を食い縛り闘う姿にハラハラドキドキさせられ、涙が出そうになった。
Sアルファは番の上書きをできてしまう。前作ではそれに救われた五色さんだけど、今回はそれを逆手にとって、更に別のSアルファに上書きされそうに。
子どもと自分を護ろうと、鼻血吹きながら抑制剤自己注射して必死に抵抗する五色さんカッコいい。
自分の意思関係なく発情しちゃうって酷。Sオメガ、不利すぎないですか。何かこう、｢大富豪｣の｢革命｣みたいに一発逆転するようなメリットっていうか強みがあればいいのになあ。
カナタがどんな風に成長するのか楽しみです。ちょっとあれね、｢闇のパープルアイ｣の麻衣ちゃん的な。(はっ、縁起でもない。両親である黒瀬さん五色さんにもちゃんと幸せに長生きしてほしい！)
まだ、Sアルファ・オメガには不確定なところが多いし、不安な要素もあるから、できれば続きで五色さんが安心できる世界がみたいな。

そしてしつこいけど、奈良先生のイラスト最の高です。私が鼻血出すわ…

2021/04/03

お互いのことを愛していて、子どもたちのことも心から大切にしている幸せな家庭。そう見えるのに、自分たちの特異な性別によって心穏やかに安全な暮らしができない。そんな生活では辛いことも多そうだけど、五色や黒瀬が家族と別れる選択は絶対にないのだろうな。と思えた。どんな邪魔が入っても、家族を守るため、一緒にいるために必死になるだろうし。意地っ張りな五色が素直になるのも見たいけれど、このままなのも楽しいような気もした。