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ドローン空撮で見えてくる日本の地理と地形
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ドローン空撮で見えてくる日本の地理と地形

藤田哲史(著者)

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ドローン空撮で見えてくる日本の地理と地形

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2021/03/18
JAN 9784408339559

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2021/08/18

蛇行や扇状地、防風林など見知った用語や地形のほかに、初めて知る地形用語もあった。身近に親しんでいる地形もこうして地形用語があったことに気づく。 「自然堤防と後背湿地」川は氾濫を起こし氾濫原を作る。そこでは土砂が堆積し流れに沿って堤防のような微高地を作りだす。これが自然堤防である...

蛇行や扇状地、防風林など見知った用語や地形のほかに、初めて知る地形用語もあった。身近に親しんでいる地形もこうして地形用語があったことに気づく。 「自然堤防と後背湿地」川は氾濫を起こし氾濫原を作る。そこでは土砂が堆積し流れに沿って堤防のような微高地を作りだす。これが自然堤防である。その背後には氾濫した水が滞留して湿地帯ができ、後背湿地と呼ばれる。自然堤防の高さは数m程度で、そこに古来から人が住みついてきた。後背湿地のほうはそこにも苦心して稲を植えてきた。・・川に沿って広がる水田ってどこでもみられる風景に思うが、自然堤防と後背湿地、ということでよかったのかな。そこに河岸段丘なんかも組み合わさってくる。 ・表紙左上:砺波平野の散居村 ・右上:つつじが丘ニュータウン(三重県桑名市)(山の上の大規模住宅地。1976年造成開始。人口1万人。地区内に小中学校が1校ずつある) ・中段左:保倉川の旧河道(新潟県上越市) 上越平野は海沿いに砂丘がある典型的な海岸平野。保倉川は4400年ほど前に流路を変え、蛇行した河川あとは凹地で水が得やすいため水田として利用されてきた。 ・中段中央:庄内平野の砂防林 ・中段右:国道158号のループ橋(岐阜県油坂峠)向小駄良高架橋とループ橋) ・下段左:金生山の石灰岩採掘場(岐阜県大垣市・池田町) ・下段中央:山陰道・大田朝山IC(島根県大田市) ・下段右:常願川の霞堤(富山県富山市・立山町)堤防は一旦切れるが、前後の堤防がある程度の重なりを持つ。 2021.3.25初版第1刷 図書館

Posted by ブクログ

2021/08/15

本書はドローンを用いて、河川が作る自然堤防や扇状地、治水・灌漑による田畑の開拓、高速道路や橋梁などの人工建築物、古墳や古戦場に太平洋戦争時の戦争遺産など、様々な造形物を上空から撮影してそのメカニズムを解説するというマニアックな本であるのだが、とても面白い。私は土木に別に興味がある...

本書はドローンを用いて、河川が作る自然堤防や扇状地、治水・灌漑による田畑の開拓、高速道路や橋梁などの人工建築物、古墳や古戦場に太平洋戦争時の戦争遺産など、様々な造形物を上空から撮影してそのメカニズムを解説するというマニアックな本であるのだが、とても面白い。私は土木に別に興味があるわけではないのだが、とはいえ全く興味がないわけでもなく、毎ページに出てくる情報量の多さにワクワクしながら、読んでしまった。 誰しもが心の中に潜んでいるであろう土木への興味関心をここまで揺さぶってくれる本はなかなかないだろうし、ドローン空撮の凄さと可能性(巨大な構造物ばかりであり、それをわかりやすいショットで収めるために、恐らく相当な工夫と努力によって撮影されているように思う)を非常に感じた次第。ちょっと情報量が多いので酩酊状態には向かないが、ライトに酒を飲みつつ肴とするのに、こうした本は非常に向いている。

Posted by ブクログ

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