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お金で騙す人お金に騙される人 「金融・経済」詐欺の事件簿
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2021/03/18 |
JAN | 9784562058761 |
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お金で騙す人お金に騙される人
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
世界中で枚挙にいとまがない金融詐欺。本書は,他者の過ちから学び,より良い決断ができるように,誤った決断,騙されやすい人,強引なセールスマン,理性を失った人間の行動といった実例を数多く見せてくれます。資産を詐欺のテクニックからいかに守るか,あなたも考えてみませんか。
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いつの時代も悪い連中はいる。コロナ禍でもあの手この手で人を騙す悪い連中がいる。今回の本は、「自分に限ってそんなことはない」と思いそうだが、自分のお金となると信じられない決定をしてムンクの叫びのような表情にならないためだ。著者は、ビジネス書や金融の本はほとんど成功する方法を教えるタ...
いつの時代も悪い連中はいる。コロナ禍でもあの手この手で人を騙す悪い連中がいる。今回の本は、「自分に限ってそんなことはない」と思いそうだが、自分のお金となると信じられない決定をしてムンクの叫びのような表情にならないためだ。著者は、ビジネス書や金融の本はほとんど成功する方法を教えるタイプだが、成功事例ばかり研究する本の問題点は、生存者バイアスに満ちていると指摘している。 他人がどうやって泥沼にはまったかという失敗例からの方が学ぶことが多いとも指摘している。ちなみに著者は、機関投資家向けの資産運用ディレクターだ。 世の中にはこんなに悪い人間がいるのかというレベルの悪党がいた。それは、エッフェル塔を売ろうとした男で、偽名を最大で45個持っていたという筋金入りの悪だ。この悪人の本名や出身地は分からないままだった。遠洋定期船でヨーロッパからアメリカへ旅する若者になり船の貴族になじむために、ヴィクトール・ルースティヒ伯爵という名を思いついて利用した。この人物は、賭博師から始めて、金融詐欺師になった。 いろいろ悪事を働いていたが最後の大仕事でパリに行った。その時、パリの新聞でエッフェル塔の荒廃に関する記事を多く目にした。そこから悪だくみのタネを見つけた。それは、偽の政府の役割を作り出してそれらしい肩書を用意した。高級ホテルを仕事場にしてエッフェル塔が最高入札者に売却されることになると、ホテルに集められた業者たちに語った。そこから、カモにしやすい人物を選んで、うまく現金を手にした。その後、騙された人は、エッフェル塔の所有権を何度も主張したがうまくいかず、そこで騙されていたことに気づいた。しかし、ルースティヒはすでに高跳びしてた。再度パリで悪事を働こうとしたが、その時はうまくいかず国外逃亡した。 悪運もずっとは続かず、最後にはアメリカで捕まり、20年の刑で服役した。ルースティヒの死亡診断書には、氏名がロバート・V・ミラーと記載されていたが、いまだに正体は不明のままだ。死後も人を翻弄している詐欺師の中の詐欺師だな。 最後の金融詐欺の6つの兆候として以下の点を挙げている。 1.資産運用会社があなたの資産を管理している 2.セールス・トークに排他的雰囲気がある 3.戦略が複雑すぎて理解できない場合 4.話がうまくできすぎている場合 5.リターンがとんでもなくいい場合 6.相手が自分の望んでいることをずばり言う場合 どこかに怪しい痕跡があるのか。古畑任三郎や刑事コロンボのように注意深く観察する能力を持たないとあっという間にカモにされてしまうなあ。
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