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フェリカの真実 増補新版 電子マネーからデジタル通貨へ
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商品詳細
内容紹介 | 『フェリカの真実―ソニーが技術開発に成功し、ビジネスで失敗した理由』改訂・改題書 |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2021/03/09 |
JAN | 9784794225078 |
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フェリカの真実 増補新版
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ソニーはフェリカという優れたICカードの規格を作り上げながら、なぜ決済手段のスタンダードを取れず、ユーザーとしてはより手間がかかりUXとしては劣るQR決済が乱立するようになったのか不思議で手に取った一冊。 元は荷物の仕分けシステムとして開発できないかソニーに持ち込まれたところから開発が始まった近距離での無線通信規格。フェリカが当時進みすぎていたから欧州主導の国際規格からはあからさまに排除された経緯は読んでいて、国際的なルール作りの場での日本の立場の弱さと欧州勢の汚いやり方に憤りを覚えた。 開発者としてはフェリカは出改札や決済に限らずさまざまなアプリケーションを入れる器として開発されたにも関わらず、ソニー上層部にはオープンにするのではなく、各サービスに個別貸するような選択をとり電子マネーの乱立を招き、組む相手もオペレーターとして優れていたJRからの申し出を一蹴し挙げ句の果てに設立したEdyは黒字化することなく売却するという惨憺たる状況には、開発者にユースのビジョンがあったにも関わらず経営者には皆無でその可能性の目を潰してしまった悪例としてビジネスケースにされるべき非常に良著だった。
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日下部進さんの伝記のようなストーリー。 エンジニアとは信念をつらなぬきながらも、ビジネスの行く先を見据えないと成り立たないことが、ビットワレットの勃興によってわかる。
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大企業あるある、日本システムの弊害がここにもあったか。とてももったいないこと。いつまで同じことを続けるのだろうか。あと2.30年は変わらないなぁ。ただただ、残念だ。
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