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JR高田馬場駅戸山口 新装版 河出文庫
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JR高田馬場駅戸山口 新装版 河出文庫

柳美里(著者)

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JR高田馬場駅戸山口 新装版 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2021/03/05
JAN 9784309418025

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商品レビュー

3.3

14件のお客様レビュー

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2024/05/27

ラスト30ページ、涙が止まらなかった。まさかこんなに泣くことになるとは。「待って、待って、」とずっと心で叫びながら読んでいた。 郵便ポストのシーンはダメ押しでキツかった。胸が締めつけられて痛い。幼稚園でのゆたかくん、お布団で寝ているゆたかくん、ママと笑い合うゆたかくん、ママの自...

ラスト30ページ、涙が止まらなかった。まさかこんなに泣くことになるとは。「待って、待って、」とずっと心で叫びながら読んでいた。 郵便ポストのシーンはダメ押しでキツかった。胸が締めつけられて痛い。幼稚園でのゆたかくん、お布団で寝ているゆたかくん、ママと笑い合うゆたかくん、ママの自転車のチャイルドシートに乗っているゆたかくん、ママと手をつないで歩くゆたかくん、〈祖母に手を繋がれて突っ立っている〉ゆたかくん、いろんなゆたかくんの姿が思い浮かんで、ゆたかくんのかわいらしさが哀しみを増幅し、大げさでなく滝の涙。 主人公は38歳の主婦、川瀬由美。夫のまさるは長野に単身赴任中、3歳の息子ゆたかを育てている。東日本大震災から1年、〈親には子どもの未来の可能性を閉ざさないようにする責任がある〉との考えから、ゆみはありとあらゆる危険からゆたかを守ろうとする。放射能汚染、寄生虫、菌やウィルス、正座、などなど。 息子を守ろうという一心ですごくがんばっているのに、それが世間とかみ合わず理解されない、受け入れてもらえない。あまりの不安から不信が生まれ、不信から身動きがとれなくなる。人々から離れてゆく。 私自身も主人公の言動に狂気を感じ、眉をひそめることもあったけれど、孤独の中で必死に息子を守ろうとして常に何かと闘っていて、何かに怯えて緊張状態、いっときも気の休まることのない彼女が、〈……疲れた……疲れが爪のように深く食い込んで……食い込んで離してくれない……骨まで達するような疲れ……全部やめて楽になりたい……〉という状態になったとき、あぁ、誰もが彼女なのだ、と思ったのだ。 今、星の数にめっちゃくちゃ悩んでいる。全力で否定したいのに、こんなに揺さぶりと涙が止まらない、この作品の意義深さはどうにも無視できない。これは絶対に忘れてはいけないような気がしている一方で、つらすぎてこの本は二度と読めないかもしれないとも思う。 でも、著者柳美里さんの「新装版あとがき 絶望的な日々に求める『死』という希望」を読んだら、救いを感じてちょっとうれしくなった。和合亮一さんによる解説も秀逸。ここにすべてが書いてある。 私も困ったときには「忍者ハットリくん」を心の中に登場させて、「〜でござる。ニンニン」と明るく楽しい気持ちで乗り越えていこう。 〈生きていた時は、誰の目にも留まらなかった人でも、死は力ずくでその人の個性を肯定してくれる。その他大勢なんかではなく、唯一無二の存在だった、とーー。〉

Posted by ブクログ

2023/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ござる、これは忍者ハットリくん口調なんですね。 他の方のレビューを読んでわかりました。 この、ござる、に引っ張られ、話が入ってこない。 放射線量、汚染に洗脳され、ある程度なら気にしているのね、で済むがここまですると狂気の沙汰。 こちらが病みそうなので、途中からは流し読み。

Posted by ブクログ

2023/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 柳美里さんのJRの駅をタイトルにしたシリーズ、このアイディアは面白いと思います。内容については、読んでからの楽しみですがw。この連作小説はこれまで8冊。①「山手線内まわり」(2003年、登場人物すべて登場か)②「JR高田馬場駅戸山口」③「JR五反田駅東口」④「JR品川駅高輪口」⑤「JR上野駅公園口」⑥「山手線外まわり」⑦「JR五反田駅西口」⑧「JR常磐線夜ノ森駅」。今回挑戦したのは「JR高田馬場駅戸山口」、2012.12発行。全335頁、35頁で失速。残念でした。 「まもなく、1番線に池袋・上野方面行きの電車がまいります、危ないですから黄色い線までお下がりください」

Posted by ブクログ

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