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遺伝子(上) 親密なる人類史 ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2021/03/03 |
| JAN | 9784150505714 |

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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
#読了 #Audible メンデルの遺伝実験からはじまる「遺伝学」が誕生していったダイナミズムが感じられました。新しい学問の誕生にともなって、用語やコンセプトを定義されて、それらがどんどん更新されていく様はわくわくします。 ダーウィンのいとこのフランシス・ゴルトンが優生学の創始者だったんですね。でも、ダーウィンからは冷たい態度だったなど、遺伝学にまつわるいろんなエピソードも興味深かったです。
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上下巻。ダーウィンやメンデルに始まって、最新の分子遺伝学までを総括しようという、読み応えのある大著だった。著者自身は研究者のようだが、科学的な詳細より遺伝の発見からその研究がどのように進んできたか、またそれが世界にどのような影響を及ぼしたかに力点が置かれている。遺伝子研究のもたら...
上下巻。ダーウィンやメンデルに始まって、最新の分子遺伝学までを総括しようという、読み応えのある大著だった。著者自身は研究者のようだが、科学的な詳細より遺伝の発見からその研究がどのように進んできたか、またそれが世界にどのような影響を及ぼしたかに力点が置かれている。遺伝子研究のもたらした知の地平線の拡大と病気治療への応用などの良い面ばかりではなく、優生学思想やその先にあったナチスのホロコーストのような悲惨な例や、遺伝子操作のもたらす倫理的な問題点などの負の面についてもかなりの紙数を割いていて、考えさせられる。
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生物学に対する根源的な知的好奇心がこれでもかというほど満たされて震えるほど面白かった。 遺伝は、生命現象の神秘さと自らを形作る最小単位という身近さを併せ持っている。本書は、遺伝の解明の歴史書であるが、単なる科学史ではなく人類が自分の起源を語ろうとする壮大な物語である。遺伝の解明は...
生物学に対する根源的な知的好奇心がこれでもかというほど満たされて震えるほど面白かった。 遺伝は、生命現象の神秘さと自らを形作る最小単位という身近さを併せ持っている。本書は、遺伝の解明の歴史書であるが、単なる科学史ではなく人類が自分の起源を語ろうとする壮大な物語である。遺伝の解明は科学の発展であるとともに、人間とは何かという自己の追求であり高揚感が抑えられなかった。 メンデルやダーウィンから始まり、ゴールトンやモーガンやワトソンやクリック、フランクリン、サンガーなどの科学的な偉業だけでなく、背景や野心、失敗、迷いなど人間的な面も余さず書かれていて良かった。 遺伝学の発展は、病気の解明や治療など多大な恩恵をもたらす一方で、優生思想の暴走や遺伝子操作など越えてはならない危うさを孕んでおり、遺伝子を探るのではなく使う段階に来たとき、恐怖も覚えた。 重要な転換点で思わず鳥肌が立つほど面白くて、下巻を楽しみにすると共に、「がん 4000年の歴史」も読みたいと思った。
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