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鏡子の家 新潮文庫
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鏡子の家 新潮文庫

三島由紀夫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2021/02/25
JAN 9784101050515

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商品レビュー

3.7

11件のお客様レビュー

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2026/02/11

「みんな欠伸をしていた。」との一文で始まる本作は、昭和34年に発表された。三島は戦後の「退屈」を、四人の若者と彼らが集まる「鏡子の家」に託してドラマティックに描いた。 『俺はその壁をぶち割ってやるんだ』と峻吉は拳を握って思っていた。 『僕はその壁を鏡に変えてしまうだろう』と収は...

「みんな欠伸をしていた。」との一文で始まる本作は、昭和34年に発表された。三島は戦後の「退屈」を、四人の若者と彼らが集まる「鏡子の家」に託してドラマティックに描いた。 『俺はその壁をぶち割ってやるんだ』と峻吉は拳を握って思っていた。 『僕はその壁を鏡に変えてしまうだろう』と収は怠惰な気持で思った。 『僕はとにかくその壁に描くんだ。壁が風景や花々の壁画に変ってしまえば』と夏雄は熱烈に考えた。  そして清一郎の考えていたことはこうである。 『俺はその壁になるんだ。俺がその壁自体に化けてしまうことだ』 ――第一部第二章(p.109)より 定められた死に向かって、着実に突き進むことが作家の使命であった。その意味で、三島のそれぞれの作品は、カタストロフに向う一つの過程であるが、勿論それは作家の「死」を前提とした後付けの見方である。作品を楽しむことを目的とした読者は、そうした批評的読み方は避けた方が良い。 三島は読者に優しい。読者への配慮・心配りが細部にまで行き届いていることが、読んでいるとわかる。峻吉は何を目指しているのか、夏雄は何に懊悩しているのか、収は何を愛し、清一郎は何を愛さないか、それらははっきりと明確に言語化される。曖昧な表現を排除し、誤解や曲解を生まないよう慎重に構成されている。読者は安心して作品の世界に没入することが出来る。 読者は四人それぞれに我が身の分身を見出すこともできるし、鏡子の視点から彼らを俯瞰することもできる。戦後の東京地図を思い浮かべるもよし、経済成長に向かう世相を辿るもよし。拳闘の試合や自動車の描写一つも疎かにはしない彫琢された文章に圧倒されるもよし。これぞ三島文学の魅力である。

Posted by ブクログ

2025/12/25

懐かしい。 かれこれうん10年前に読んだ初めての三島由紀夫。 それから先に、三島と縁のある人から三島氏の話を聞いて随分イメージが変わった。 残念なのは、その人が三島由紀夫について本を出すと言っていたけれど、叶わぬ夢となったこと。 本で残して欲しかったな。

Posted by ブクログ

2025/12/25

1959年、新潮社より単行本として刊行された三島由紀夫『鏡子の家』は、のちに文庫化される。 ブグログの新潮文庫で2冊の『鏡子の家』が検索されてしまうが、従来の解説に加え、新たに柚木麻子さんによる解説が収められているのが、出版年が新しい方かと思うのだけれど。新解説は、平易で読みやす...

1959年、新潮社より単行本として刊行された三島由紀夫『鏡子の家』は、のちに文庫化される。 ブグログの新潮文庫で2冊の『鏡子の家』が検索されてしまうが、従来の解説に加え、新たに柚木麻子さんによる解説が収められているのが、出版年が新しい方かと思うのだけれど。新解説は、平易で読みやすいが、視点としては比較的オーソドックスで、目新しさは控えめかな、などと言うのは、少々失礼かもしれないけど。 ただ、この文庫版を手にしたとき、まず気になったのは解説よりも表紙の洋館だった。明治期の洋館と思しきその写真は、「鏡子の家」というタイトルと強く結びつき、実在のモデルを想起させる。 私は一瞬、それが三島由紀夫の生家、あるいは自邸ではないかと思ったのだけど、それは違った。 一方で、篠山紀信が撮影した〈三島由紀夫の家〉の写真集は存在し、しかもその自邸は本作の刊行と同じ1959年に完成している。 これは偶然ではなく 作家としても家庭人としても充実していた年代だったのでしょう。 『鏡子の家』という架空の洋館と 三島由紀夫の洋館的生活空間。三島は果たして、この小説の背後で、実際にサロン的な場を夢見たのだろうか この作品は、鏡子という魅惑的な女性の元に集う四人の青年の人生の揺らぎを追っていく物語である。彼らは鏡子という存在を媒介にしてのみ結びつき、それ以外の場面では互いに交流も関連も持たない人生を歩む。 第一部では、前途洋々に見える青年たちの姿が描かれ、 第二部に入ると、その行方に次第に陰りが差していく。 四人の青年は、しばしば三島由紀夫の分身と解説される。確かにそうなのだろうとは思う。 ただ、その四人は互いを補完するにはあまり噛み合わず、物語としては、なんとなく収まりが悪いような気もする。 『鏡子の家』というタイトルが示すように、この家は“鏡”の機能を持つ空間としたのではと考える。 万華鏡のように、隣り合わせに配置されながら決して溶け合わない人格が、分裂したまま重層的に映し出されていく。 さらに 変動する時代の価値観までも反射させようとしたのではないのか。 そんな深読みを始めた時点で、もはやこちらの手には負えなくなりました。

Posted by ブクログ

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