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鏡子の家 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/02/25 |
JAN | 9784101050515 |
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まさに私が悩みに悩みまくってる議題についてとことん三島氏が考察を繰り広げてゆくような本。 まじでこの本の内容について友人と議論しまくってとっても楽しかった思い出。ノートがパンパン。 枕元に置いておく本となりました。 三島さんはこういう性格の人は、どういうところで躓き、どういうものに傾倒し、破滅していくかみたいな人間の心理やパターンを熟知している。そりゃ先が読め過ぎて現世はつまらんってなるかもしれない…。 きっと、フィールドワーク的な人だったんだろう。全部体験して納得しないと気が済まない。 でも与えられた時間の中で人生は1人分しか生きられないから、小説にして自分の疑問を一つ一つ登場人物に体験させることで何百人分の人生を生き、生き抜いて、生き切ってそのまま解脱してしまったんだ。三島さんはきっと幸せのまま達成したんだろう。だから私も嬉しいけど、嬉しいけどやっぱり残される側は寂しいんだよ。全共闘の仲間の切なそうな顔を見てそう思いました。 聖地行きたい
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この小説と同じく「鏡子」の名を持つヒロインが描かれた小池真理子著「モンローが死んだ日」繋がりで(その文中にて「鏡子の家」に対する言及あり)本作を手に取った。ひとりの女を軸に、彼女の家へ出入りする四人の男たちの生きザマを描いた物語は今読んでも大変新鮮で全く古臭さを感じさせず。ただし...
この小説と同じく「鏡子」の名を持つヒロインが描かれた小池真理子著「モンローが死んだ日」繋がりで(その文中にて「鏡子の家」に対する言及あり)本作を手に取った。ひとりの女を軸に、彼女の家へ出入りする四人の男たちの生きザマを描いた物語は今読んでも大変新鮮で全く古臭さを感じさせず。ただし、個性溢れるキャラの活かし方に残念ながら若干の物足らなさを覚え、展開次第ではもっと話を面白く出来たのではないかとも思う
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本作は家父長制への抵抗と敗北を描いている、という柚木麻子の解説に膝を打った。そう考えてみると…そもそもあの時代に同性愛を取り上げた小説を描き続けることそれ自体が、家父長制への大きな抵抗だった…しかしながら、本作に限らず、この抵抗は著者の小説の中ではその大半が敗北に終わっている…と...
本作は家父長制への抵抗と敗北を描いている、という柚木麻子の解説に膝を打った。そう考えてみると…そもそもあの時代に同性愛を取り上げた小説を描き続けることそれ自体が、家父長制への大きな抵抗だった…しかしながら、本作に限らず、この抵抗は著者の小説の中ではその大半が敗北に終わっている…ということに思い至った。この負け越しは、同性愛を耽美的なものとして描いていた著者の前に立ちふさがった、家父長制という壁の高さと大きさを表しているのだろうか。
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