居酒屋ぼったくり おかわり！(2)

秋川滝美(著者)

• 販売会社／発売会社: アルファポリス
• 発売年月日: 2021/02/26
• JAN: 9784434285691

商品レビュー

2024/08/22

番外編第2弾！
美音、馨の両親の話。主人公はシンゾウやヒロシだが、ぼったくり（もとい、居酒屋久保田）の開店秘話的な話に、名称変更（ぼったくり）するまで。
獣医の話は要のお友だちのことだった！三重県推しなのは嬉しいな。
浴衣の紡ぐ縁
ドイツ人（ドイツへの出張、あったなぁ。）のお客様。

2024/08/02

居酒屋「ぼったくり」の先代についてのエピソードから始まる。

常連のウメさんの言葉〜
お葬式での当事者はゆっくりするのではなく、いつもどおりにするのがいいんだよ。さすがにお酒を注いで回るわけにはいかないからお茶を注げばいい。そうすることで気持ちが落ち着くならなにをやったっていいさ。そもそもあたしに言わせりゃ、葬式なんて時間薬みたいなもんだ。
人に囲まれて忙しくしてる間は、故人がいない寂しさを忘れていられる。忘れられなかったとしても、いろんな人に声をかけてもらうことでちょっとは紛らわせる。

時間薬って知ってはいたけど言い得て妙な言葉。

2023/12/16

たぶん、以前に読んだのですが…わりと覚えてないですね。

・無口な店主
美音と肇の両親が、この商店街に引越して来たころのお話。

・居酒屋の継ぎ方
美音と肇の両親が、急に交通事故で亡くなり、お葬式や居酒屋をどうするのかなどを、近所の人たちに助けてもらいながら決めて行ったお話。

・獣医師の胸焼け
要の高校時代の友人が、実家の獣医師を継いでいる。その友人との高校時代の思い出を交えて、結婚後のお話。

・浴衣が取り持つ縁
美音と肇と両親が住んでいた家は、肇と哲が結婚して住むことになった。荷物を片付けていると、両親の浴衣が出てきた。肇は、美音に許可を取り、浴衣着ることに。着付けは、美音の義理母に教えてもらった。一人暮らしの義理母への親孝行もかねて。

・遠くて近い仲
要の取引先のドイツ人をぼったくりに連れてきた。2年ドイツに帰っていない、彼を、ウイスキーの樽で寝かせた日本酒と、故郷の料理ホワイトアスパラでもてなす。

この本を読むと、本当に幸せな気持ちになりますね。

ブクログ内で、小説読了225冊。