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世界の歴史(10) 革命が世界を変える 一七五〇~一八五〇年 角川まんが学習シリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/02/01 |
JAN | 9784041054277 |
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世界の歴史(10)
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現代の社会のシステムや価値観と直接的な関係性が見えやすいので、アメリカ独立戦争やフランス革命当たりの歴史はとてもおもしろい。 イギリス本国議会に代表を送る権利も議席もないのだから、本国から課税されるいわれもないという「代表なくして課税なし」の原則は、アメリカ初の考えだと思ってい...
現代の社会のシステムや価値観と直接的な関係性が見えやすいので、アメリカ独立戦争やフランス革命当たりの歴史はとてもおもしろい。 イギリス本国議会に代表を送る権利も議席もないのだから、本国から課税されるいわれもないという「代表なくして課税なし」の原則は、アメリカ初の考えだと思っていたけれど、実際は1215年のマグナ=カルタ以来のイギリスの政治理念だったらしい。 植民地時代のアメリカでは、ミニットマンと呼ばれる民兵がイギリス軍相手に活躍した。 どうしてミリシアなんて放置しているんだろうと思っていたけれど、アメリカ独立の父たちの歴史と伝統を尊重するために、なかなか取り締まるというのも難しいのかもしれない。 「アメリカ独立革命はアメリカ合衆国の誕生だけでなく、その後のフランス革命や中央・南アメリカの独立をはじめとするヨーロッパや大西洋世界の国際秩序の変容を惹き起こすことになる。 また当時の啓蒙思想によって特徴づけられた「アメリカ独立宣言」や「権利の章典」は、「フランス人権宣言」と同じく近代的な人権の理念を世界に示したものであった。 しかしこの後アメリカ合衆国は奴隷制度をめぐって南北に分裂し内戦への道をたどることとなる。」 「宣教師らは強大な権力を持つ皇帝が公正に採用した官僚を使い自ら政治を行う清の支配の仕組みをヨーロッパに伝え、世襲的な身分制度が続くヨーロッパでは、清の実力主義の制度は先進的と受け取られた。」 和珅(ヘシェン) 乾隆帝に寵愛された、歴史に残る汚職高官 https://japan.visitbeijing.com.cn/article/47Jvi9mcXc4 現代中国の汚職具合はどうなんだろうと、腐敗認識指数をググってみた。2023年の中国の腐敗認識指数は76。 下にはあと100位くらいあるけど、決して良くはない。 北朝鮮は172位。180位中の172位。北朝鮮よりひどい国があるんだと驚いた。 満漢全席が江戸時代の日本から輸入した食材を使ってつくられていたというのは知らなかった。 そもそも満漢全席がどんな料理かも知らなかったのでググってみると、2~3日かけて食べる宴会料理と出てきた。 食事のためにそんなに時間をかけていられる?意味が分からない。 「(乾隆帝の時代に)広大な地域を支配下に置いた清は皇帝の下八旗の旗人(満州人)が中心となり統治していた。 皇帝は漢人に対しては中華皇帝、モンゴル人に対しては大ハン、チベット人に対してはチベット仏教の保護者など、様々な顔で接したのである。 藩部(外藩)と呼ばれるモンゴル・チベット・新疆は現地の領主や寺院など支配層を通じて統治していた。 乾隆帝はその後もビルマ(ミャンマー)・ベトナム・ネパールへの外征や東チベット・台湾での反乱鎮圧を行った。 しかし新疆征服以外は苦戦し、領土拡大にはつながらないまま巨額の軍事費を浪費することになる。」 「18世紀、清では平和が続き経済が繁栄しt。実利を重視する柔軟な政策の下、人々は治安を乱さず納税さえすれば国内の商業活動を自由に行えたため土地の売買や人の移動は活発化した。 そして1700年頃に1億人前後とされた人口は大幅に増え、1800年頃には3億人以上に達したとみられている。 こうして人々は土地を求め華中・華南の未開拓の山地へ入り集落を作った。 新しい土地では産地や荒れ野でも栽培できる、アメリカ大陸原産のトウモロコシやサツマイモなどが作られ増えた人口を支えた。 人口の増加は土地や食料の不足と結びついて、貧しい民衆の不満が次第に高まっていった。 1796年、乾隆帝は皇帝の位を息子の嘉慶帝に譲り太上皇(退位した皇帝)となった。だが依然として自らの名前で政治を行い実権を手放さなかった。」 「清は、ロシアなど近隣諸国との関係を深め、外征によって支配領域を拡大し、銀による経済をかつてないほど充実させた。 しかし康熙帝・雍正帝・乾隆帝三代にわたる栄華は過去のものになろうとしていた。 かつて称賛をもってヨーロッパに伝えられた清の政治体制は膨大に膨れ上がった人口に対応できなくなり、戦乱による荒廃と反乱平定に要した巨額の出費が清の国力を消耗させた。 その巨体はあまりの大きさゆえに次第にほころびを見せ始めていたのである。」
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