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大名の「定年後」 江戸の物見遊山
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大名の「定年後」 江戸の物見遊山

青木宏一郎(著者)

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大名の「定年後」 江戸の物見遊山

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2021/02/24
JAN 9784120054020

大名の「定年後」

¥385

商品レビュー

3.3

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2024/02/19

江戸時代の武士も含めて江戸は庶民の楽園であり特に開帳、祭り、歌舞伎、相撲など見物、食べ、買い物、神仏参り、病の祈願や願掛けが盛んで、「夜桜を見に行く」隠語(吉原に行く)遊楽の吉原にも側室、息子などと共に楽しんだ、とある。この書にある元藩主の江戸周りの頻繁に外出する物見遊山の回数と...

江戸時代の武士も含めて江戸は庶民の楽園であり特に開帳、祭り、歌舞伎、相撲など見物、食べ、買い物、神仏参り、病の祈願や願掛けが盛んで、「夜桜を見に行く」隠語(吉原に行く)遊楽の吉原にも側室、息子などと共に楽しんだ、とある。この書にある元藩主の江戸周りの頻繁に外出する物見遊山の回数と優雅に1日に歩く距離(平均1日@16km、6時間、2万歩)には驚愕する。「定年後の物見遊山は、経済活動を優先する社会から、遊びを生きがいとする、ゆとりの社会に変える手始めとなるに違いない」と著者の言葉。挿絵も多く掲載したこの本は当時の江戸を楽しましくれる。個人的にもこの書にあるもの含めた都内の神社仏閣(200ヶ所以上)を見学した。中でもお勧めは、寅さんで有名な柴又帝釈天の裏にある彫刻ギャラリー&庭、多くの芸術的彫刻には印象深く感銘した。

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2021/09/18

柳沢家というのはなかなか興味深い大名家で元々は甲斐の武田家に仕えていたものが主家の滅亡に伴って徳川家に使えるようになったのだが五代将軍綱吉の時に吉保が重用されて五百石から一代で十五万石の大名に出世したものらしい。本作で取り扱われているのは吉保の孫で大和郡山藩二代藩主。49歳で隠居...

柳沢家というのはなかなか興味深い大名家で元々は甲斐の武田家に仕えていたものが主家の滅亡に伴って徳川家に使えるようになったのだが五代将軍綱吉の時に吉保が重用されて五百石から一代で十五万石の大名に出世したものらしい。本作で取り扱われているのは吉保の孫で大和郡山藩二代藩主。49歳で隠居して祖父が作った今も残る六義園のある下屋敷に暮らした元殿様。ガーデニングが趣味だったらしく園芸を中心とした12年に渡る日記が今に残っているらしい。この作品はたぶんメンテナンスを請け負ったのか園芸屋さんが手入れの参考にするためにその日記を読んだ結果、面白さを世間に伝えるために世に出したものらしい。その志の高さには脱帽するしかないのだけどちょっと原文の引用が多過ぎるかな。たまたま国文で古典が専門だから読めたけどそれでもちょっとしんどかった。すごく面白い内容なのでそこがちょっと残念。園芸に関する箇所は省かれていて専ら都内のお出かけ中心。現役でないとはいえ十五万石の殿様だった人が自分も徒歩で浅草だ目黒だ吉原だと、家来はもとより側室とか息子たちと連れ立ってでかけ、気さくに市井の人たちと交流したりしていて時代劇に出てくる殿様のイメージがちょっと変わる感じ。より平文化されたものも読んでみたいと思いました。

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2021/06/12

49歳で隠居した大和郡山藩主柳沢信鴻。束縛が解け江戸の町を散策する悠々自適の生活。「宴遊日記」を解読した当時の江戸の風景。 柳沢吉保の孫の信鴻。隠居後はあの六義園に暮らす。安永2年から天明4年1773年から1784年の江戸の記録。浅草、吉原、上野を始めとした江戸の物見遊山。 ...

49歳で隠居した大和郡山藩主柳沢信鴻。束縛が解け江戸の町を散策する悠々自適の生活。「宴遊日記」を解読した当時の江戸の風景。 柳沢吉保の孫の信鴻。隠居後はあの六義園に暮らす。安永2年から天明4年1773年から1784年の江戸の記録。浅草、吉原、上野を始めとした江戸の物見遊山。 当時の人々の健脚ぶりにも驚かされる。 江戸時代というのは本当に平和で恵まれた時代だったのだと思う。

Posted by ブクログ

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