科学絵本の世界100 学びをもっと楽しくする 別冊太陽 日本のこころ286

別冊太陽編集部(編者)

• 販売会社／発売会社: 平凡社
• 発売年月日: 2021/02/17
• JAN: 9784582922868

商品レビュー

2023/09/26

「不思議だな？」「なぜかな？」子供たちは知りたがり、考えようとしています。自然、生命、時間、天体、数など好奇心を刺激する科学絵本が１００冊集められました。学ぶことの楽しさがきっと広がります。

2023/01/08

2023.1.8市立図書館
2021年3月の刊行。
古いものでは1960年代のかこさとしの作品、新しいものは2020年に出たばかりの月刊絵本まで、よりすぐりの科学絵本100冊（コラムなどでさらに＋20冊あまり）が紹介されている。図書館の本棚を作る上でも参考になりそうなリスト。
１章　知ってる？　知ってるよ
２章　自分のこと
３章　はてな？　の心
４章　こんにちは、みんな
５章　行ってみたい、見てみたい
巻末に簡潔な解説「日本の科学絵本の歴史」と索引

「科学絵本」の定義もむずかしそうだが、ここでは幅広くノンフィクションはみな科学ととらえているみたい。純粋に物語絵本だともいえるエッツ「わたしとあそんで」やクラウス＆シーモント「はなをくんくん」も入っていたのはうれしいおどろき。安野光雅作品は「10人のゆかいなひっこし」と「天動説の絵本」の二作。

福音館書店の「かがくのとも」や「たくさんのふしぎ」からうまれた作品の割合はやはりたいしたものだけれど（半分近くが福音館書店、その半数余りは月刊絵本発）、他の出版社もがんばっているなと思う。福音館書店を中心に科学絵本の一翼をかこさとし（リストに11タイトル）とともに担ってきた安野光雅はすでにいないが五味太郎も谷川俊太郎もまだ健在でこの十年では他社中心の鈴木のりたけとヨシタケシンスケも出てきた。翻訳物の割合が少なめなのは国内の充実ぶりの裏返しか。
いままで出会っていなくて興味が湧いたものをいくつかこれから借りてみようと思う。

2021/07/30

折しも読書感想文の宿題に子供たちと親御さんが頭を悩ませる時節。
物語をチョイスしがちですが、普段読書をしない子供にしたら興味のわかない字ばっかりの本なんか、多分苦痛しかないと思うんですよね…
ここに紹介されているような科学絵本なら、興味をもって見てくれそうなものが見つかるんじゃないかな、と。
読書感想文は、読んだ感想を書けばいいのだから別に物語の本じゃなくたって全く構わないのです。