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リアスのうみべ さんてつがゆく
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩崎書店 |
発売年月日 | 2021/02/15 |
JAN | 9784265830923 |
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リアスのうみべ さんてつがゆく
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
ひがしにほんだいしんさいが起きたとうほくのまちに、さんてつがはしりつづけることで、みんながげんきになるお話。 また大きなじしんがおきたらこわいなと思いました。
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私の中では、まだ10年しか経っていないのかというのが、正直な気持ち。東日本大震災。 「さんてつ」は、岩手県の三陸鉄道の愛称で、隣の村の線路が無くなっているのにもかかわらず、職員さんたちの思いにより、満身創痍で走ってきたことが、人々の心に希望を与えてくれた。そんな、さんてつの視点...
私の中では、まだ10年しか経っていないのかというのが、正直な気持ち。東日本大震災。 「さんてつ」は、岩手県の三陸鉄道の愛称で、隣の村の線路が無くなっているのにもかかわらず、職員さんたちの思いにより、満身創痍で走ってきたことが、人々の心に希望を与えてくれた。そんな、さんてつの視点から改めて考えさせられる、人の強さ。 電車の揺れのリズムは、母親の胎内のリズムとよく似ているらしく、さんてつの中も、あったかくて、きもちよくて、きもちがほぐれて、いつのまにか笑っているのは、当時の体も心も寒い思いでいた人々には、言葉に尽くせない喜びだったのだろうと思う。そんな場面の中で、お互いに手を取り合って泣いている人たちの姿が印象に残る。それ以外にも、知らない人同士が 「たすかって よかったなあ」 「げんきだすべえ、なあ~」 と声を掛け合ったり、運賃を払えなくても、 「おたがいさまです。がんばるべし!」 と、てっこ握る、さんてつの職員さんの気持ちに胸が熱くなる。 また、がれきのたくさんある絵と、その二年後の、なーんもない、はらっぱになった状態の絵の対比もすごく印象的で、がれきがなくなって、草花も生えて良かったと思ったが、その後の場面で、 「なーんもない、はらっぱでも あるけば あしが おぼえている」 と、震災前の町の様子を思い返していることに、そうだよと思い知らされた。はらっぱになる前は、たくさんの友達の家や魚屋さんも豆腐屋さんもあって、賑やかだったんだって・・ 「かぜが ひゅう~ ひゅう~ うみのかぜだ」 「みえない けどな・・・あったんだ」 「やさしい じかんが あったんだよ」 それでも、絵の中の子ども達が笑顔であることに励まされる。更には、全体が温かい東北弁で書かれた文体にも。 震災では失ったことも多かったけれど、それでも、ここまで復活できること(まだ通過点)は、間違いなく人の力だと思う。弱くても強いんだと、矛盾していることを言っているようでも、納得させられることもある、私と同じ人間の力だと。その力を引き出してくれた一つが、さんてつなのだと実感させられる絵本。決して忘れてはいけないこと。 「ガッタン ゴットン ポッポ」 「なくな! つながれ! あきらめるな!」 「きょうも あしたも あさっても!」 「そういってな、はしってくるもんだから・・・・みんなが げんきになる」
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東日本大地震から10年。 ちっちゃい体の三陸鉄道はみんなを励ます。 「がんばれ!がんばれ!みんな‼︎なくな!つながれ!じもと‼︎」
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