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三つ巴 新・酔いどれ小籐次 二十 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/02/09 |
JAN | 9784167916374 |
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
シリーズ20巻目は、前の話で未解決になってた贋ねずみ小僧の話。最近は表沙汰にできない話が多く、空蔵も辛いよなあ~ さて、この話、これから何処へ行く? あと、船が新しくなった。なかなかいい船やんか ^_^
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久慈屋から借りていた研ぎ船が、古くなって、水漏れになった。 舟づくりの名人と以前花火師親子の縁が、ここで、繋がるとは・・・ 新品の船なのに、船の代金未払いで、返品された物だが、今までの船より、豪華で、広く、素晴らしい船を小藤次へと、気風がいい。 しかし、小藤次もちゃんと、わきま...
久慈屋から借りていた研ぎ船が、古くなって、水漏れになった。 舟づくりの名人と以前花火師親子の縁が、ここで、繋がるとは・・・ 新品の船なのに、船の代金未払いで、返品された物だが、今までの船より、豪華で、広く、素晴らしい船を小藤次へと、気風がいい。 しかし、小藤次もちゃんと、わきまえている所が、日本人の心構えであると、思う。 江戸時代から、庶民は、エコに徹していて、無駄な物は、一つも残らずに使ってしまう。 以前読んだものでも、着物も子供用へ、そして、前掛けや小物になったり・・・紙も再生したり、燃やした灰は、灰汁に、・・・長屋の糞尿も肥料になり、大家が、その代金で、年末餅を各戸に配るなんて事も書かれてあった。 だから、この本でも、もう水漏れで、使わなくなった船も お風呂を沸かす薪に、そして、良い部分を舟板に。 話は、鼠小僧の贋者が、色んな所で出没して、金銭だけでなく、人を殺めている事に、小藤次が、駆り出される。 老中支配の町奉行所と 若年寄支配の目付の元で働く火付盗賊改めと 鼠小僧次郎吉の一統の三つ巴となって、話が、展開していく。 13歳の駿太郎の腕の冴えと蛙丸の船の漕ぎ手も、小藤次に追いついてきている。 駿太郎の赤ちゃんの時代の小説から読んでいて、船も老朽化するのも無理はないなぁ~なんて思いながら、読んでいた。 子次郎が、偽の鼠小僧を小藤次たちと成敗したが、その後どうする?と駿太郎の問いで、三河迄 薫子姫に会いに行く、、 子次郎も、土産だけでなく、自分の懐の十両のお金も小藤次名義で、薫子姫のお付きの老女に、渡すところが、奥ゆかしい。 ホッコリ出来る 人間味のある話で、終わると、何故かホッとする。 アッという間に読んで、しまった。 人間関係の深さと 今までの登場人物の繋がりが、読み手の記憶を呼びもどしてくれている。
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第二十弾 鼠小僧と小籐次の腐れ縁、悪党火盗改めと幕府火之番一味を倒し、愛用の舟の水漏れ、修理不能な舟に代わり曰く付きの立派な舟が、そして助けた姫の元へ
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