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茶粥・茶飯・奈良茶碗 全国に伝播した「奈良茶」の秘密
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 淡交社 |
発売年月日 | 2021/02/03 |
JAN | 9784473042859 |
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茶粥・茶飯・奈良茶碗
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茶粥・茶飯・奈良茶碗
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奈良県南部出身の私、このタイトルは見過ごせませんでした。三食、基本的に茶粥が用意される家に生まれ育ちましたのでけっこうな歳になるまで日本中すべての家庭は同じだと思っていました。たいてい一杯目は白飯なのですがおかわりの時には白飯か茶粥かを尋ねられます。答えが怖くてちゃんと聞けていま...
奈良県南部出身の私、このタイトルは見過ごせませんでした。三食、基本的に茶粥が用意される家に生まれ育ちましたのでけっこうな歳になるまで日本中すべての家庭は同じだと思っていました。たいてい一杯目は白飯なのですがおかわりの時には白飯か茶粥かを尋ねられます。答えが怖くてちゃんと聞けていませんが離乳食も茶粥だったのではないかな…。作者は大阪産まれで都立大学を出てから奈良の教育委員会に就職された方で茶粥も仕事で訪れた西吉野村で初めて食べた、ということで、なんでこんなものを掘り下げてみようと思ったのか不思議だったのだけど経歴を見て納得しました。昔の文献や国勢調査のようなものを丹念に調査されており、茶粥の成り立ちが詳しく書かれていて興味深かった。特に明暦の大火以後、江戸で奈良茶飯なるものが大流行し、それはどうやら茶粥から茶飯に発展して今でもおでん屋で出てきたりする、という流れにはちょっと驚かされました。奈良茶飯用の奈良茶碗というものも存在するということを知り、お粥用に一つ欲しいなと思ったり。長く行政に携わってこられたからか少し書きぶりが堅く少々記述がくどい印象もうけましたが概ね楽しく読めました。茶粥に興味を持たれている方がどれくらいいるか分かりませんが...おすすめです。
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