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アメリカを動かす宗教ナショナリズム ちくま新書1553
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2021/02/08 |
JAN | 9784480073785 |
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アメリカを動かす宗教ナショナリズム
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アメリカを動かす宗教ナショナリズム
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
アメリカ人の約85%がキリスト教徒で、そのうち55%がプロテスタントであり、キリスト教の政治に及ぼす影響力は小さくないようだ。本書では福音派の政治活動を中心に政治への影響力が分析されていた。レーガンやトランプの大統領選の時の宗教団体の取り入り方がすごいと思った。また、中絶、同性婚...
アメリカ人の約85%がキリスト教徒で、そのうち55%がプロテスタントであり、キリスト教の政治に及ぼす影響力は小さくないようだ。本書では福音派の政治活動を中心に政治への影響力が分析されていた。レーガンやトランプの大統領選の時の宗教団体の取り入り方がすごいと思った。また、中絶、同性婚、LGBTに関する福音派の影響力の大きさを再認識した。 今後も、福音派などの宗教保守が一定の影響を持つのだろう。 宗教団体側の分析が主だったように思うが、政治家の宗教団体についての認識をもっと知りたいと思った。
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アメリカのキリスト教徒は、大統領選をも左右する?トランプ前大統領の誕生、他国への“人道的介入”、反中国政策。アメリカの社会、政治、外交を動かす宗教ロビーについて説く書籍。 アメリカでは、宗教が政治に大きな影響を与えている。同国の人口の約85%がキリスト教徒で、カトリックが23%、プロテスタントが55%。つまり、人口の半数がプロテスタント。 プロテスタントは、主流派と「福音派」に大別できる。 福音派の定義は曖昧だが、新約聖書の「福音書」を絶対視する原理主義的なキリスト教徒を指すことが多い。中絶に反対し、進化論を否定し、神による創造論を信じる人たちである。 プロテスタント教会は、国単位で発展してきた。 その影響もあり、プロテスタント(特に福音派)は愛国心と結びつく傾向が強い。例えば、アメリカプロテスタント系最大教派の南部バプティスト連盟は、神学的・政治的に保守・右派的である。 アメリカでは、地域によって信仰態度が異なる。 中部および南部のキリスト教信仰が篤い地域は、福音派の比率が高く「バイブル(聖書)・ベルト」と呼ばれている。 福音派が共和党、保守政治にとって重要な要因となったのは、1980年のレーガン政権以降である。 →積極的に政治参加を行わないと、キリスト教的な価値観によるアイデンティティと社会や生活が脅かされると感じたため。 妊娠中絶合法化の判決を支持するなど、キリスト教的な価値観を脅かすカーター大統領に対抗すべく、真逆の政策を掲げるレーガンを大統領選で支持し、当選させた。これが「政治化」するきっかけとなった。 →福音派の支持を獲得するためには、大統領本人の信仰心より、いかに福音派が求めている政策を公約として掲げ、それを実行することが重要であるかを示した。 アメリカが行う「人道的介入」にはキリスト教的な発想がある。トランプ前政権は「宗教の自由」を外交の1つの軸とし、イスラム国を倒した。そして今、最大の敵は宗教を弾圧する中国となり、宗教をめぐる外交は大きく転換しつつある。
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アメリカ人、けっこう真面目に宗教信じてるんだな。 自分にない信仰という感覚が猛威を奮ってるなんて全然知らんかった。
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