死刑囚200人最後の言葉 宝島SUGOI文庫

別冊宝島編集部(編者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2021/02/04
• JAN: 9784299013019

商品レビュー

2023/06/29

生死観を考えるような
文章に触れたく購入。

「最後の言葉」
というよりは、最後の様子。

未執行者のの事件概要、
獄中での様子も含む。

本の構成上、
質より量なのは致し方ないところ。

罪を償う言葉を発する人も、
最後まで無実を訴える人もいるんだなぁくらいの感想。

罪をちゃんと償えるって立派だなとも
思った。

タイトルとはずれるが、

木嶋佳苗死刑囚の
何人もの異性を魅了して貢がせ続けた背景に関心を持った。

サイコパスなのかな？

同じ女性でも真逆の性質のわたしには、
何が足りないんだろうと思って。

人を騙したい願望を持ったことはありませんが。

2023/03/29

死刑囚の人たちを擁護する気はないけれど、彼らも同じ人間であって子供だった頃もあったし、良い人生を歩む未来もきっとあったと思う。ただどこかで道を間違ってしまっただけで、彼らも将来犯罪者になるとは夢にも思ってなかったと思う。

誰かの命を奪ってしまったことは決して許されることではないけど、自分の人生の中で幸せだった瞬間が一度でもあったのなら、他人の幸せを奪うことの罪の大きさを理解して思い留まって欲しかった。

自分も5年後10年後どんな人生を送っているのか分からないし、今よりもっと辛い生き方をしてるかもしれない。
そんなときに誤った道を進まないように軌道を修正してくれる大切な何かを、今のうちにいっぱい見つけておこうと思った。

2023/03/18

人の死に関わるものを面白かったと表現するのは良くないけど、面白かった。サクサク読めたけど、事件ごとにしっかり書かれてたらもっと読後感最悪だったと思う。今でも割と重い気持ちになってるのに。
死ぬ2日前くらいからずっとボイスレコーダー回してた記事とか、本当に……重かった。ずっと人の死を見てたからか、自分はいくつまで生きられるんだろう？とだんだん不安になってきている。家族を殺した人が病死で天寿を全うするのは、遺族からしたら許せないだろうな。
ただ「最後の言葉」とタイトルにつけるのは少し違うなと思った。どれも多分「最後」じゃないし……。