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石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか
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石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか

石岡瑛子

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石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/01/28
JAN 9784096823422

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2023/06/01

『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』とペアで読んだ。 石岡の作品は、なんとなく作られたものではない。コンセプトがあり、訴求したい層があり、結果として観たものが行動を起こす。ムーブメントを狙ってのものばかりだ。 彼女の肩書について云々されたことが、生前あったらしいが、絵で描...

『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』とペアで読んだ。 石岡の作品は、なんとなく作られたものではない。コンセプトがあり、訴求したい層があり、結果として観たものが行動を起こす。ムーブメントを狙ってのものばかりだ。 彼女の肩書について云々されたことが、生前あったらしいが、絵で描いたほうが伝わるものは絵で描き、写真のほうがより伝わるならフォトセッションし、造形するほうが伝わるなら、布でも、構造物でも、一番いい表現の方法を探って、現出させる。それが生きがいだったひと。それが石岡瑛子ではないか。 彼女の人生を知ってから、解説などより、無言でひたすらに結晶した作品を観てみた。広告にしろブックデザインにしろ、衣装にしろ、イベントの演出にしろ。何も知らない人がぱっと目にしていいはずだ。おそらく。おそらく言いたいことはただひとつ。 『飾るとダサい。』 え?じゃあなんでファッションビルの広告やったの?飾るもの売ってるじゃん。化粧品は? そうではないのだ。私達は完璧なルックスや、本当になりたい自分を一発で叶える何かを、たっぷり持ってはいない。残念ながら、『こうありたい自分』になるのに、装ったり、考えたり、知ったり。しないと届かない。だから、望んだ私になるために、プラスアルファを探す。 問題は、それが、なんのため、誰を向いてのものかということだ。石岡は『自分の内奥を探れ。』『自分の生き方は、自分で決めろ。寄りかかるな。』と叫んでいるのだ。 往け。と。 可愛く見せることもない。美しく見せるのでもない。 飾りを取って、肉体の奥に隠している『私はこうありたい』という本音。自分が愛せる自分を具現するために、装え。読め。感動しろ、と揺さぶってきたのだ。 生きるのも死ぬのも、誰も代わってくれない。なのに私達は、いつも何処かからの視線ばかり気にしている。本当に一番熱くて、鋭くて、手厳しくて、愛があるのは。自分からの視線なのに。その欺瞞を剥ぎ取るために。 『裸を見るな。裸になれ。」 と投げかけてくる。怖いはずだ。私達は、自分の視線を誤魔化せない。だから怖いんだ。自分が『往ける』と思える自分なら、他の人にだって毅然と映るはず。かわいいは、優しいは。真実か?人ウケ狙ってないか?そう、矢が飛んでくる。 素足に熱をもって、踏みしめて立とう。飾るとダサいなら。なりたいようになってみればいい。それでも零れてくる可愛さや、優しさがあるとしたら。それこそが本物。したたる汗や、涙のように。滲んで、誰かを振り向かせる。違うだろうか。 あんなにも熱量を使い切ったら、そりゃあ、空に還るのも早くなってしまうかな…もっとやりたいこと、あったんだろうな。優れた人ほど燃える。惜しいな。

Posted by ブクログ

2022/02/26

借りたもの。 同名展覧会『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』( https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/eiko-ishioka/ )の図録。 図版の写真がとても綺麗。 どの作品も「女」を際立たせる。 初期のパルコのグラフィッ...

借りたもの。 同名展覧会『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』( https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/eiko-ishioka/ )の図録。 図版の写真がとても綺麗。 どの作品も「女」を際立たせる。 初期のパルコのグラフィックデザインに、当時としても斬新な、女性性を彷彿させる曲線美。かの有名なキャッチコピー「裸を見るな、裸になれ」裸婦像も女史が携わったものだと知って感動する。 映画『ドラキュラ』『ザ・セル』にもその衣装が出てくる、筋肉を彷彿させる線・繊維を束ねようなデザイン…まるで筋肉、肉体を身に纏っているような…… 日本ではお蔵入りになってしまったという映画『Mishima』( https://booklog.jp/item/1/B079VD5SGK )を初めて知った。その寺山修司的、幻想的でこだわりのある舞台装置に圧倒される。 血、汗、涙といった身体を巡る水分よりも、これら作品は石岡瑛子女史の肉のようにも思う。

Posted by ブクログ

2021/09/05

集団の中で、私が私でいられるためには、どうすればいいのか。主体である「私」を客体化できない、それほど強烈な「私」をいかに持ち続けるのか。 藪前知子さんの論考の中にある「石岡の個性とは、トレードマークのように客体化できるものではなく、方法としてしか言い当てられないものだ。」に、心...

集団の中で、私が私でいられるためには、どうすればいいのか。主体である「私」を客体化できない、それほど強烈な「私」をいかに持ち続けるのか。 藪前知子さんの論考の中にある「石岡の個性とは、トレードマークのように客体化できるものではなく、方法としてしか言い当てられないものだ。」に、心揺さぶられる。

Posted by ブクログ

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