数えないで生きる

岸見一郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 扶桑社
• 発売年月日: 2021/01/31
• JAN: 9784594087142

商品レビュー

2024/08/10

他者を理解しようと努力する行為が、人が生きるに値する
贅沢な買い物は値段で決まらない
幸福のために贅沢を願う
学校の語源は「暇」
学びを通して、多くを学ぶ
競争とは無縁の世界
子どもは生きているだけで幸福を与える
「今」幸福で「ある」こと自体が希望である
林京子「十四で逝った友人たちは、青年の美しさも、強く逞しい腕に抱かれることもなく、去っていったのである。恋する楽しさ、胸の苦しさを、味わわせてやりたかった」

今が幸福であることを実感
足るを知る
そして、さらに希望を持って生きていく
人間関係を良くするコツは、相手がしてほしいことをすること

2022/04/14

同じような本からの引用が多いのでそちらを読もうという気持ちになる
一応解説のようなものがあるのだが、中途半端なので絶妙にもやっとする
難しい用語を解説せずに、わかるところばかり繰り返すので、テーマは面白いのにすごく下手な教授の講義を受けている気分というか

人に語りかける本のように見えて著者が自分の気持ちを再確認するためという意味の方が大きかったように感じる

嫌われる勇気、幸せになる勇気が良かったので期待していたが今後この人の本に手を出すのは少し勇気がいる

良い本を紹介してくれた本としての役割があった

2022/04/11

アドラー心理学の研究者である岸見一郎氏が自身の人生などを通して感じた人生訓をまとめた一冊。

親子の関係について子供に干渉しすぎないことや病気になった時の心構えや最期を迎える時のことなど人生のあらゆる場面において哲学の観点からの考え方を本書で学ぶことができました。

アドラーをはじめとする哲学者や著者の幼少期やさまざまななどの体験を通して歩みを止めて立ち止まることや競争を教える教育への疑問や教育の本当の意義や適性については興味深いと感じました。
考え方一つで人生観が変わることや最近のコロナ禍についての心構えなども学びになりました。

本書を読んで哲学者の視点からみる死生観や人生というものを知ることができ、自分の人生に新しい視点の加わった一冊でした。