松井冬子 芸術は覚醒を要求する 別冊太陽

八柳サエ(監修)

• 販売会社／発売会社: 平凡社
• 発売年月日: 2021/01/27
• JAN: 9784582946048

商品レビュー

2021/04/02

松井冬子の仕事の全貌と現在をコンパクトに巧くまとめたもの。
画集は高価だし今となっては新刊書店で気軽に買えるものでもなくなったので、安価でこういう本を出してくれるのは大変喜ばしい。
しかし、表紙が絵ではなく作者の写真というのが松井冬子らしい。
セルフコントロールが巧いというか、クレバーさしか感じない。

2021/02/14

絹本（けんぽん）↔紙本　　半透明　下絵トレース　裏彩色　グラデーション
痛む女 がテーマ（上野千鶴子）

「くちなわ」細長い小蛇の異名　手足のない恐怖　動きを固まらせてしまう強さ
　群馬　日本蛇属学術研究所　帰り道のガーベラの乱れ咲き「ナルキッソス」発想
　四葉のクローバーは畸形
フィレンツェ　ラスペーコラ美術館　臓器写生

自分の目で自分の顔を直接見ることはできない。
この人物がどのような印象、印象なのか掴めない。

デッサン
　等伯　松林図屏風から日本画を志す　とてつもないデッサン力を持っている。
　正確に写生するということではなく、
　モチーフの美しい形を脳内で一瞬で固め、美しい形を出力できること。
　竹内栖鳳　雰囲気美人

生々流転
　カウンターカルチャーからの個性からシフト大衆に向けて響くもの
　生者と死者が繰り返していく。水が根底になる。
　山よりも俯瞰されて視点。
　横山大観を超える。