十年後の恋

辻仁成(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2021/01/26
• JAN: 9784087717396

商品レビュー

2024/03/21

冷静と情熱の間
右岸・左岸

くらいしか、読んだことない作家さんですが。
それこそ、10年ぶりくらい？？もっとかな？

こんなにも慎重な進み方があるんだな…
と、ある意味、感心してしまいました。
まあ、あたしが逆に、慎重じゃなさすぎるのか？？　

いずれにしても、ウイルスと愛を絡めて、大人の恋愛のお話
男と女の数だけ、愛の形あるんですね。

2022/08/10

パリで暮らす日本人といっても内面はほとんどフランス人なのだろう。バリバリのキャリアウーマンぶりが鼻につく感じは全くなく愛に傷つき恋に悩む様子がコロナ禍で描かれていく。美しく、異国の遠い物語。ゆっくりと時が流れていく。
続編があったら手に取るのだろうか。これはこれでとても胸に来るものがあったけれどお腹いっぱい。

2022/07/24

コロナ時代に執筆し出版された本。
このウィルスは人間同士を離れさせる。
そして愛とウィルスは似ているのだそうだ。

最近の辻仁成の本はこれなのだけれど、パリ生活も長くなるとなんだか翻訳した本を読んでいる感じがした。

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離婚から十年、映画制作会社で働くマリエは、歳の離れたアンリに恋をする。 アンリに安らぎを感じつつ金銭面や人間関係などで生まれる疑念。 結婚を約束したふたりだが、マリエはコロナに感染し生死の境を彷徨い、アンリは詐欺で実刑判決か下る。 結婚を迷うマリエの出した答えは、、、。（bookmeterさんより）