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がまくんとかえるくんができるまで アーノルド・ローベルの全仕事
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ブルーシープ/トランスビュー |
発売年月日 | 2021/01/18 |
JAN | 9784908356209 |
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がまくんとかえるくんができるまで アーノルド・ローベルの全仕事
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商品レビュー
4.2
8件のお客様レビュー
ローベルの生い立ちや人となり、スケッチやレイアウト、作品の作り方から息子と娘へのインタビュー、三木 卓の解説など内容盛り沢山で読み応え抜群。 彼の描く作品はひとくせあるキャラクターばかり、かつ人間以上に人間味溢れる動物や虫たちが登場する。生き物を多用したのは、誰しも自分に置き換え...
ローベルの生い立ちや人となり、スケッチやレイアウト、作品の作り方から息子と娘へのインタビュー、三木 卓の解説など内容盛り沢山で読み応え抜群。 彼の描く作品はひとくせあるキャラクターばかり、かつ人間以上に人間味溢れる動物や虫たちが登場する。生き物を多用したのは、誰しも自分に置き換えて楽しめるようにと考えたからかもしれない。物語には押し付けがましい教訓めいたところがなく、画風は作品によって変われどありのままの姿を一貫して描いている。きっとそれは、人間の自由みたいなことを伝えたかったのではないかと思う。
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がまくんとかえるくんのアーノルド・ローベルの展覧会の図録として出版されたもの。中身はローベルのこと、彼が残した絵と物語の数々、ふたりの子どもたちのインタビューなど盛りだくさん。ユーモラスで温かくてチャーミングで繊細な人柄。がまくんとかえるくんシリーズをはじめとする数々の物語には彼...
がまくんとかえるくんのアーノルド・ローベルの展覧会の図録として出版されたもの。中身はローベルのこと、彼が残した絵と物語の数々、ふたりの子どもたちのインタビューなど盛りだくさん。ユーモラスで温かくてチャーミングで繊細な人柄。がまくんとかえるくんシリーズをはじめとする数々の物語には彼の哲学や愛情がたっぷり注がれている。媚びないから悲しさも切なさもある。がまくんとかえるくんがさらに愛おしくなる。ふくろうくんもきりぎりすくんも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
市立伊丹ミュージアム 「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展 令和4年4月22日から6月5日まで 〇市立伊丹ミュージアムは令和4年4月にリニューアルオープン。元・造り酒屋さんなのかな、町なかに黒い瓦でどっしりと立つ、すてきな美術館でした 〇アーノルド・ローベル展は、ローベルの全仕事とあり、どのようにローベルが編集者たちと作品を練り上げていったかをなぞる内容。 スケッチや下絵多数。 事前に著作を読み返していかなかったことが悔やまれる; 作品の展示台にダンボールを利用しており(きちんとしたもの)、とても親しみやすくあたたかな会場となっていた。 ◎図録 アーノルド・ローベルは「がまくんとかえるくん」シリーズ以外にも、ユーモラスであたたかな100冊以上の本を世に送り出しました。 ニューヨークのブルックリンの家で、音楽を聴きながら午前中は絵を描き、午後はお話を書き、夜は家族4人でたくさんおしゃべりをして過ごしました。 動物が好き、映画やお芝居やテレビも好き、家事や刺繍も好き、なによりも仕事が大好きだったローベル。 そんなローベルの豊かな創作が一層知られる機会となりますように。 〇伊丹会場では、2→1で設営される。 展覧会を見て、図録を読んで、アーノルド・ローベル展を完結させるぐらいのクオリティ。 もう一度、図録を手に会場をまわりたい。 〇奥さんだったアニタの目で見たローベル像も知りたい。ローベルからのアニタ像も。 ・会場で… 〇ローベルのスケッチへの編集者の「lovely!」が見ていてウキウキした 〇ローベルの家族アルバムが良かった 1:がまくんとかえるくんの世界 がまくんとかえるくんはローベルにとって、特別な作品。自分自身のことを絵本にしたいと考えるようになったローベルが「代弁者」として、がまくんとかえるくんの両方にパーソナリティを反映したのだ。きっかけは幼かった娘ががまがえるをつかまえてきて、ローベルにかえるとがまがえるの違いをひとしきり説明したことから。 「自分がなりたかった絵本作家になれた」 工程 ①お話をつくる ②ページに割り付ける ③スケッチする ④構成する セリフの言葉選び、表情と仕草、絵と言葉の連動、お話の見直し 版を描き分ける 当時はフルカラー印刷の技術がすすんでおらず、墨版(黒)に色版を重ねて刷ることで色を再現した。がまくんとかえるくんは、墨版・緑版・茶版の3つ ←カラー原画はない。 ⑤表紙をつくる 2:アーノルド・ローベルの仕事 お話づくりから手掛けた35冊、挿絵を描いた72冊、計107冊の本を世に送り出した。 「お絵描きはデザート、お話づくりはホウレンソウ」←お話づくりに苦手意識を持っていた 絵本を作り続けたローベルの生涯と作品。 あらゆる境遇の子どもたちが自分に置き換えて楽しめるように生きものを多用したのか 挿絵の仕事は生涯続ける …それぞれの作家の物語に寄り添った挿絵を描く。画材や技法をお話ごとに工夫した。 「ここがきみの居場所」誰の心にもある風景 内向的なローベルは心からくつろげる居場所を大切にしていた。居心地のよい情景を描いた。 ☆2人の子どもエイドリアンとアダムにとって、ローベルはかえるくんよりがまくん、がまくんよりふくろうくん ☆カラー印刷に制約があった。色数を抑えなければならなかった。←ここから、お話のアイディアを得る。『いろいろへんないろのはじまり』 「ねえ、お話を聞きたいかい?」 ←教訓めいた絵本は作りたくなかった 揺るぎない信念と慎重な言葉選び ☆どうしようもない困難にぶつかったら? ←ふとんに入って、ひと晩寝る 「僕は舞台監督で、衣装デザイナーで、幕を引くもの」詩集・童謡集の仕事 絵と言葉の共鳴 ☆ローベルのお気に入りは? イギリスのナンセンス詩人エドワード・リア ☆絵本づくりの原動力とは? 僕自身をわくわくさせること 「のぞみがかないかかっているときには、あわててはだめです」1981年コールデコット賞受賞スピーチ 3:素顔のアーノルド・ローベル 妻アニタと2人の子ども、家事を分担し深夜まで夫妻で仕事に取り組む 2人の子どもから見たアーノルド・ローベル ←子どもたちが大好き、家事が得意だったローベル。仕事っぷり。ゴリラの着ぐるみ カミングアウトと子どもたち ☆著作リスト ←すごい。このリストを作った人のローベル愛。 三木卓さんの翻訳話
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