4ひきのちいさいおおかみ

スベンヤ・ヘルマン(著者), 石川素子(訳者), ヨゼフ・ヴィルコン(絵)

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2021/01/20
• JAN: 9784198651985

商品レビュー

2023/06/24

「星のきれいな夜のこと、４ひきのおおかみのこどもたちが、すあなで目をさましました。おかあさんは、かりに出かけています。４ひきは、おかあさんが帰ってくるまで
すあなで待っていないといけません。でも、なんだか外へ出てみたくなりました。みんなは一列になって、すあなから出ると、夜の森をとことこ進んでいき…？」

オオカミにだって小さい頃はあり、はじめての事はある。ちいさいから危険もあるし迷子にもなるかもしれない。お母さんが大好きで、お母さんといる時は安心安心。行って、帰る物語。
母オオカミにガツンと怒られるけれど（顔怖ぇ！）、
「ちょっとこわかったけど、とてもおもしろかったね。またみんなでぼうけんできるといいな！」でお話は終わる。

ハラハラ、ワクワクするし、読み終わって満足感がある。良い本。
大人数に読み聞かせするにはちょっと絵が暗くて見にくい。小人数の読み聞かせに○

2022/02/04

子狼たちが、初めて自分たちだけで森を冒険するおはなし。

巣穴の外の世界はワクワクとドキドキでいっぱい。湖に映った自分たちを他の子狼だと勘違いして友だちになろうとする様子がかわいい。
お母さんが恋しくなって遠吠えをした声は、大人のそれと同じで、ちょっと成長したのかな？
そうかと思えば、無事、巣穴でお母さんと再会したときの喜びようは、やっぱりまだまだ甘えたな子どもたちで。

なんだか見守っているような気持ちになった。

2022/01/11

森の巣穴から冒険に出た4匹の子どものおおかみ。初めての冒険にワクワク。疲れ果てたころには帰り路がわからない。ちいさな遠吠えをしながら、迷いながら…。やっとお母さんの遠吠えが聞こえ無事に巣穴に変える。お母さんには怒られたけれど、また行きたいな。