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戦後民主主義 現代日本を創った思想と文化 中公新書2627
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/01/18 |
JAN | 9784121026279 |
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戦後民主主義
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
網羅的に、戦後の民主主義をめぐる思想だったり、議論の移り変わりを追いかけている。カタイ本なのにかなり面白く読めた。 戦後すぐの頃、憲法がアメリカに押し付けられたものかいなかやそもそもいつから戦後なのか、昭和20年のあの日なのか、占領が明けた日なのか、それとも中国ソ連と講和できてい...
網羅的に、戦後の民主主義をめぐる思想だったり、議論の移り変わりを追いかけている。カタイ本なのにかなり面白く読めた。 戦後すぐの頃、憲法がアメリカに押し付けられたものかいなかやそもそもいつから戦後なのか、昭和20年のあの日なのか、占領が明けた日なのか、それとも中国ソ連と講和できていないからまだ戦争は続いているのか…。この議論から始まり、安保に突入。そしてモーレツの時代へ。だんだんと社会党が地盤沈下していく中で、田中角栄が良くも悪くも利権政治にしてしまったのだなー。そんなところを再確認。 ここからは何となく記憶にあって。村山富市さんが自衛隊を合憲にして、小泉さんが集団的自衛権の検討始めて、ガイドライン法などを作って。戦後レジームとはすなわち戦後民主主義のことだったか。 トランプさんもそうだけど、簡単に答えを出せるって怖いこと。大して検討もせずに決められるって、失敗を前提にしなきゃなのにそれも許されないという、ホントに怖い社会。 実は官僚が決めていると言う民主主義への絶望もよくわかるけどね。久米宏さんが、みんなが思い思いに生きることが反戦に繋がると主張していたところにも通じるのだけど、政治や憲法や平和のことを意識しなくてもいい世の中が、ホントに平和な世界なのだと思う。そここそを官僚は目指すべきであり、統治論とは気づかれたらおしまいなのだと思う。 民主主義については、チャーチルの「最も悪いものだ。ただし今までで一番マシ」という言葉が全てをあらわしているのだと思う。
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憲法の価値に加え(一国)平和主義と直接民主主義と平等主義を重んじた戦後の思想の総称。厭戦気分から生じた「公」への不信感が「私」の盲目的尊重に繋がったという印象を受けた。戦後世代が主流の今、厭戦という動機が消えてただの個人主義に収束したとみると、戦後民主主義の変質が理解できるような...
憲法の価値に加え(一国)平和主義と直接民主主義と平等主義を重んじた戦後の思想の総称。厭戦気分から生じた「公」への不信感が「私」の盲目的尊重に繋がったという印象を受けた。戦後世代が主流の今、厭戦という動機が消えてただの個人主義に収束したとみると、戦後民主主義の変質が理解できるような気もした。なので著者の言う戦後民主主義の衰退には賛同できない。昨今ジェンダー系の運動が盛んなことを踏まえれば、個人の主体性を尊重しようというリベラル側の勢いは未だに衰えているわけではなく、対象が非武装中立などの国策の話題から個人の権利を求める個人主義的運動の話題に変化したと見るのが自然だと思う。平和主義は厭戦の動機を離れて日本人の意識に深く刻み込まれた観念だと思うので、新たに根本的な変革が起こらない限り意識は変わっていかないだろうというのが僕の見立てだ。本書は占領軍による戦後民主主義の成立(憲法制定)から保守・新左翼による批判、それに対する革新知識人の反論を総集的にまとめているので一つ一つの議論が簡素だが、その分俯瞰して見ることができるので全体像は見やすくなる。2021/5/19
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かなりの力作、労作で驚きました。これを1984年生まれの方がよく書いたな…と。いや、当時を身をもって体験していないからこそ、個人的な思い入れを排して客観的に書けたのだとも言えそうですが。いずれにしても戦後政治と民主主義にまつわる思想論壇史であり、それとともにその当時の社会文化史。...
かなりの力作、労作で驚きました。これを1984年生まれの方がよく書いたな…と。いや、当時を身をもって体験していないからこそ、個人的な思い入れを排して客観的に書けたのだとも言えそうですが。いずれにしても戦後政治と民主主義にまつわる思想論壇史であり、それとともにその当時の社会文化史。いや、ほんとよく書いていただきました。
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