異世界でエルフと子育てしています シャレード文庫

小中大豆(著者), 芦原モカ(イラスト)

• 販売会社／発売会社: 二見書房
• 発売年月日: 2021/01/25
• JAN: 9784576210094

商品レビュー

2024/07/10

天涯孤独になりながらも細々と生きてきた元ヤンのライト。（元ヤンそんなに関係ない）
異世界に召喚されたが、巻き込まれただけで、森に捨てられてしまう。なんとか頑張って生きようとするが、差別や暴力が当たり前の異世界の生活は厳しく、死にそうになっていたところを召喚された時に助けてくれようとしてたエルフのグウィンと再会し、再度助けてもらう。
しばらくの間、グウィン達の組織が保護してる獣人やエルフの子供を育てることに。

子供たちが隠れている場所まで行く旅の途中からいちゃこらしだすのですが、グウィンがライトを楽しそうに翻弄してるのが良かったです。
真面目な話をしてるのにグウィンが触ったり匂いかいだり、耳元で話たりとニヤニヤしました。

最後のＨシーンが物足りなかったです。結構あっさり終わった。帯に一晩じゃ終われないとあったので、本領発揮してほしかったです。
あと個人的にはスルイド（なんの獣人か忘れちゃった…）ももうちょっと絡んで欲しかったです。
もしくはライトにちょっかいかける別の人がいてもいいなと思いました。
国のゴタゴタの話がメインになりすぎてて、あまり恋愛話がなかった印象です。そこが残念。

2024/06/15

突然異世界へ飛ばされ、理不尽な理由で捨てられて誰一人として味方にもなってくれず死を覚悟したライト。
あまりにも酷く読んでいて辛く涙が。
でもライトを見つけて助けてくれたグウィン。
そこから3人の子供達と暮らし、元の世界に帰る事はできないと知りどうしたら良いのか悩むけどグウィンへの気持ちを自覚してから自分がしたいこと出来る事を見つけられ頑張る姿はカッコよかった。
ライトを召喚した王により大変な事態に陥るけどそれも乗り越えられて本当に良かった。
始まりはとにかく辛く苦しかったけれど最後は暖かな「家族」に囲まれる優しくて皆が笑顔になれるお話でした。
作品名からの予想を良い意味で裏切れました。

2021/10/03

異世界召還ストーリー。
お子ちゃまたちとほのぼの感だけでなく、自立と成長のお話でした。
２つの大きな出来事に巻き込まれ辛い経験をしながらも、元々の資質である純粋さ、生真面目さと優しさで前を向くライトの姿が良かったです。

長寿のエルフが色気な形で活躍する世界観が面白いなと思いました。
ライトが右も左もわからないながら、エルフ建国の元王、グウィンに支えられながら、やりたい事を見つける姿は、抱きしめたくなる程可愛いのです。